山口県下松市の日立製作所笠戸事業所前〜下松駅南口間で、2024年4月27日（土）に、「道路を走る鉄道車両見学プロジェクト」と題して、鉄道車両陸送見学イベントを中心にさまざまな催しが開催されます。
「道路を走る鉄道車両見学プロジェクト」とは？
下松市制施行85周年・下松市観光協会創立50周年を迎える2024年、5年ぶりに「道路を走る鉄道車両見学プロジェクト」が開催されます。
これは、下松の技術の結集によって製造された台湾向け特急車両「EMU3000」の陸上輸送を公開するもので、2019年の開催時には約3万5000人が集まった人気イベントです。
台湾向け特急車両「EMU3000」の公開
当日は、最終出荷を迎える「EMU3000」をお披露目。先頭車両2両を、日立製作所笠戸事業所前〜下松駅南口間の約3.3kmを専用トレーラーで運びます。
「EMU3000」は世界でも特に厳しいといわれる欧州規格をベースにデザインされ、日立製作所が英国鉄道で培った経験が反映されています。複数のデザイン賞を受賞し、下松製のこの車両は台湾で活躍中です。
「道路を走る鉄道車両見学プロジェクト」では、通常深夜に行われる陸上輸送を日中に実施することで、その様子を間近に見学できます。
市民や鉄道ファンにとっては、「ものづくりのまち くだまつ」の魅力を再認識できる機会となり、また、イベントを通じて地域の子供たちや若者に夢と希望を伝えます。
キッチンカーやふわふわドーム 体験イベントも
同時に開催される「ものづくり企業フェア」では、下松の企業10社が「くだまつスポーツセンター」に集結。ゲームや体験・実験を通してものづくりの魅力を発信します。キッチンカーやふわふわドームなどの楽しいイベントもありますよ。
また、市民交流センターきらぼし館では、市内事業者のタペストリーやパネル、製品を展示。500系新幹線の車両を展示する「日立製作所歴史記念館」も特別に一般開放されます。
下松市の魅力を再発見し、ものづくりの精神を肌で感じることができる「鉄道車両陸送見学イベント」。当日は、通行止めや一部交通規制が実施されます。観覧される方は、現地スタッフの指示に従い、安全に楽しんでくださいね。
■「道路を走る鉄道車両見学プロジェクト」概要
開催日：2024年4月27日（土）
イベントスケジュール：
9:30〜 スタートセレモニー・テープカット（日立製作所笠戸事業所）
10:00〜 陸送 スタート（県道366号線で車列を整え陸送スタート）
10:30〜 折り返し地点到着後セレモニー（下松駅南口） 陸送 復路スタート
11:30〜 陸送 到着（日立製作所笠戸事業所）
※イベントの時間は予定であり、当日の状況により前後する場合があります。
