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大阪市で「化石ハンター展」開催 恐竜&世界初公開の超大型獣も

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大阪市住之江区の「大阪南港ATC Gallery」で、2023年7月15日(土)〜9月24日(日)まで、恐竜や哺乳類の貴重な化石や標本が多数展示される「ロイ・チャップマン・アンドリュースの中央アジア探検100周年記念 特別展『化石ハンター展 〜ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣〜』」が開催されます。

化石ハンターとして世界的に有名なアメリカの探検家ロイ・チャップマン・アンドリュースが、ゴビ砂漠で行った100年前の大規模発掘調査「中央アジア探検」の業績や、彼の偉業を追いかけた名だたる化石ハンターたちの冒険をたどる展覧会です!

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第1章「伝説の化石ハンター、誕生」

数々の貴重な化石を発掘し、後世の化石ハンターたちに多大な影響を及ぼしたアンドリュース。彼の功績は古生物学上の大発見とされ、のちに「伝説の化石ハンター」として歴史に名を残すこととなります。

第1章では、アメリカ自然史博物館で剥製担当助手として働いていた若き日のアンドリュースや、恩師であるヘンリー・F・オズボーン氏との出会いなどを紹介。彼が、次第にゴビ砂漠へ着目し大規模な発掘調査に旅立つようになるまでを紹介します。

鯨類研究の専門家としてキャリアを積んだアンドリュースは、東アジアでの鯨類調査で、数カ月にわたり日本に滞在していたこともあるそう。本章では、アンドリュースも研究したツチクジラの頭骨が展示されます。

第2章「アンドリュース、ゴビ砂漠を探検!」

アンドリュースが率いた「中央アジア探検隊」は、1922〜1930年にかけて計5回の探検調査を行いました。第2章では、ゴビ砂漠でのさまざまな探検調査の成果を展示!

「角のない」角竜類のプロトケラトプスや、アンドリュースが世界で初めて発見したとされる「恐竜の卵の化石」、獣脚類のべロキラプトルなど、ゴビ砂漠での探検の様子を冒険家気分で楽しめます。

探検隊の編成は、機動力のある自動車隊とラクダ隊を組み合わせた画期的なキャラバンによる補給隊で構成されていました。本章では、探検隊編成のアイデアや探検時のエピソードも紹介します。

第3章「アンドリュースに続け!世界の化石ハンター」

アンドリュースの探検からしばらくの時を経て、各国の調査隊が彼の後を追うようにゴビ砂漠へと向かい、現在に至るまで多くの化石ハンターがゴビ砂漠に魅了されています。

第3章では、アジア最大級の肉食恐竜タルボサウルスなど、各国の化石ハンターによる成果を紹介します。日本のモンゴル隊が発見したネメグトマイアも展示されますよ。

第4章「アンドリュースが追い求めた哺乳類の起源」

さまざまな恐竜化石を発見して世界的に有名になったアンドリュースですが、彼の本来の目的は「人類の起源につながる哺乳類化石の発見」でした。

第4章では、史上最大の陸生肉食哺乳類「アンドリューサルクス」や、大きな下顎をもつ哺乳類「プラティベロドン」など、中央アジア探検隊が発見した哺乳類の標本の数々を紹介します。

ここでは、アンドリュースが発見して以来正確な位置がわからなくなっていた発掘地「プラティベロドン・クオリー」や「ウルフ・キャンプ」を再発見した古生物学者・王暁鳴(ワンシャオミン)博士の研究成果も展示されますよ。

第5章「挑戦の地、チベット高原へ」

アンドリュースに大きな影響を受けた古生物学者たちによって明らかになった、氷河時代における哺乳類の放散・進化に関する「アウト・オブ・チベット」説。

第5章では、「アウト・オブ・チベット」説の舞台となる、5000万年〜1000万年前までの中央アジアの環境変化を解説します。

ヒマラヤ山脈やチベット高原の成立と環境の変化、モンスーン気候の成り立ちとそれに伴う生物相の移り変わりについて学べますよ。

第6章「第三極圏の超大型獣に迫る」

「アウト・オブ・チベット」説を生んだきっかけとなったのが大型哺乳類チベットケサイの化石発見でした。第6章では、世界初公開となる「チベットケサイ」の全身骨格復元標本と生体復元モデルを展示!

氷河時代以前、北極よりも寒かったチベット高原で寒さに適応した哺乳理が、氷河時代に入りユーラシア各地に放散したという「アウト・オブ・チベット」説を大型の哺乳類の標本とともに解説します。

さらに、ヒマラヤ山岳地帯に現生する動物の剥製標本も展示し、厳しい環境に適応した進化のしくみにも迫ります。

鑑賞がより楽しくなるストーリー仕立ての音声ガイド

音声ガイドは、声優の杉田智和さんと釘宮理恵さんが担当。古生物学者を夢見る女の子・エリコ(釘宮さん)が、ハカセ(杉田さん)の解説で本展を巡っていくストーリー仕立てとなっていて、鑑賞がより楽しくなりますよ。

2022年7月〜10月にかけて、東京・上野の国立科学博物館で開催され大きな反響を呼んだ本展覧会。大阪の会期終了後は名古屋を巡回する予定です。お近くの方は、ぜひ、この機会に足を運んでみてくださいね。

本展の監修者が、子供たちに向けてメッセージを発信するコーナーも必見です!

■「ロイ・チャップマン・アンドリュースの中央アジア探検100周年記念
特別展『化石ハンター展 〜ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣〜』」

会期:2023年7月15日(土)〜9月24日(日)
開館時間:9:30〜16:30(最終入場16:00)
休館日:会期中無休
会場:大阪南港ATC Gallery
所在地:大阪市住之江区南港北2-1-10 ITM棟2F
アクセス:「トレードセンター前」駅下車直結
料金:
【当日券】 一般・大学生1,800円、中高生900円、子供(3歳以上〜小学生)600円
【前売券】 一般・大学生1,600円、中高生700円、子供(3歳以上〜小学生)400円
※3歳未満入場無料
※前売券の販売期間は、7月14日(金)まで

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