子どもが本格的な職業体験ができることで人気の「キッザニア甲子園」。より楽しく体験するためのコツ、年齢別のおすすめパビリオンなど、初心者でも必ず満足できる「キッザニア甲子園」攻略ガイドをご紹介します!
「キッザニア甲子園」ってどんなところ? いつから楽しめるの?
「キッザニア甲子園」には、実物の約3分の2スケールで作られた“こどもが主役の街”が広がっており、3歳から15歳までの子どもがスーパーバイザーから説明を受け、さまざまな仕事やサービスを体験します。
大阪、神戸からもアクセス便利! 3歳から職業体験ができる
「キッザニア甲子園」は、兵庫県西宮市にある阪神甲子園駅から徒歩14分の「ららぽーと甲子園」内にあります。大阪と神戸の間にあってアクセスも便利。高速道路や電車を使えば名古屋からも楽に来られます。
キッザニアでは、体験できる仕事やサービスのことを「アクティビティ」と呼んでいます。一部、身長制限はありますが、3歳から職業体験をすることが可能です。あくまで“こどもが主役”なので、保護者は子どもと一緒にアクティビティを体験することはできませんが、ほとんどのパビリオンがガラス張りなので、子どもの様子を外から見学したり、写真を撮影したりできます。
アクティビティは多種多様! 頑張った証を持ち帰れる仕事も
約100種類あるアクティビティには、ものづくりや体を動かす仕事、人と接する仕事、サービスを受ける体験などがあり、子どもは自分が好きなもの、興味あるものを選んで体験できます。アクティビティで作ったものは成果物と呼ばれ、ピザやソフトクリームなどの食べ物は実際に食べることができますし、新聞などの制作物や自身の活躍が収録されたDVDなども頑張った証として持ち帰ることができます。
また、パビリオンの前の看板にフォトマークがあるアクティビティでは、職業体験中の子どもの様子を専属カメラマンが撮影し、写真を購入できる「フォトサービス」も実施しています。
キッザニア専用通貨の「キッゾ」でお買い物♪ 預金もできる!
仕事を終えると、キッザニア専用通貨「キッゾ」でお給料がもらえます。もらったキッゾは、お客さんとしてアクティビティに参加する際や、デパートなどで買い物する際の支払いに使えます。残ったキッゾを銀行に預けておけば、次回訪れた際に窓口やATMで引き出して使えるのもユニーク。キッゾを預けると、利息がつくそうです!
仕事の対価としてキッゾをもらうことで、働く楽しさだけでなく、金銭感覚も養えます。こうした体験が子どもの成長につながり、保護者も子どもの成長を実感できるのがキッザニアの最大の魅力です。
「キッザニア甲子園」を親子で満喫するポイント4つ
「キッザニア甲子園」は人気スポットだけに、予約状況や混雑具合が気になるところ。空いてる日や、効率よくアクティビティを楽しむコツをチェックして、大人も子どももみんなで快適に楽しみましょう!
チケットはWeb予約が基本
チケットはオフィシャルサイトからの事前予約が基本です。利用当日は、予約時に発行されるQRコードを印刷して持っていくか、スマートフォンで表示して手続きをします。また、当日と翌日分に限り、24時間自動応答の電話でプッシュホン予約も受け付けています。
事前予約の場合も入場は先着順。一部のパビリオンでは入場開始直後に定員いっぱいになることもあるので、早めに入場列に並ぶと安心です。第2部に入場の方は、9:30頃から「第2部入場順番カード(整理券)」の配付が始まります。
おすすめは平日第2部! お得な割引チケットもあり
キッザニアは第1部(9:00〜15:00)と第2部(16:00〜21:00)に時間帯が分かれており、完全入替え制となっています。営業時間の約30分前に開場しますが、開場時間前から列ができていることもあります。「長時間並びたくない」「アクティビティを効率よく楽しみたい」という場合は、お得で空いている平日の第2部がおすすめ!
【キッザニア甲子園の利用料金(本体価格)】
平日第1部 園児:3,450円、小学生:3,850円、中学生:3,950円
平日第2部 園児:2,850円、小学生:3,150円、中学生:3,250円
休日第1部 園児:4,100円、小学生:4,600円、中学生:4,700円
休日第2部 園児:3,150円、小学生:3,450円、中学生:3,550円
※夏休み、年末年始などの長期休暇(ホリデーシーズン:H.S)は金額が異なります
※大人はH.S第1部が1,950円、その他の曜日・時間帯はいずれも1,850円です
当月含む4カ月先の第2部を早期予約すると、入場料金が20%割引になる「アドバンスチケット」もあるので、旅行などで訪問日が決まっている場合は早めに事前予約しましょう。また、指定日の第2部を2時間から楽しめる「スター・フレックスパス」なら、子どもは1,600円、大人は1,000円とリーズナブル。幼稚園や小学校から帰ったあとでも楽しめます。
お気に入りのアクティビティをチェックして予約は効率的に
事前に決めておきたいのが、体験するアクティビティの候補です。アクティビティには定員があり、各パビリオンで先着順に受付します。定員に空きがない場合は次の回の予約が取れますが、1日の体験人数に上限があり、一部のアクティビティでは開場後すぐに受付を終了してしまうことも。絶対に参加したいアクティビティは、開場後すぐにパビリオンに向かい、受付をすませましょう。
アクティビティの所要時間は30分前後。事前に子どもとオフィシャルサイトの「アクティビティ紹介」ページをチェックして、体験したいものを選んでおくのがベストです。
時間が少ない時のおすすめアクティビティは?
「次の予約まで時間が空いているけど、他のアクティビティに参加するほどの余裕はない」という場合は、「アルバイトアクティビティ」がおすすめ。通常より短い15分程度で、簡単な仕事体験ができ、キッゾも支払われます。
参加するには、まずキッザニア甲子園内の各所に設置されているアルバイトアクティビティの一覧表をゲット。通行人をカウントする、道行く人にアンケートを依頼するなどの仕事があります。
※日にちによっては実施していない場合もあります
子どもの年齢別に楽しめるパビリオンをご紹介!
「子どもの年齢によって、楽しめるアクティビティって違うの?」という素朴な疑問にお答えするため、年齢別におすすめのアクティビティをまとめてご紹介します!
※ここで記載する年齢はあくまで目安です。アクティビティ内容を参考に、子どもが興味をもったアクティビティを選んでください。
3歳〜6歳(幼児)におすすめのパビリオン
ソフトクリームショップ 所要時間:15分
ソフトクリームショップのお客さんとなって、ソフトクリーム作りに挑戦。「1でレバーを倒して、3で戻します」「はい、1,2,3!」。スーパーバイザーが丁寧に教えてくれるので、コツが必要なソフトクリームの作り方もバッチリ!
自分で作ったソフトクリームにトッピングして、体験後はベンチに座って食べられます。自由にトッピングできるのも、子どもに人気の理由です。
飛行機(パイロット) 所要時間:30分
コックピット(操縦室)に入り、フライトシミュレーターでキッザニア甲子園からキッザニア東京までの操縦訓練を行います。パビリオンは、米国のボーイング社の機体の前半分を利用した本物!リピーターが多いアクティビティです。
街時計 所要時間:25分
街の大きな時計台でパフォーマンスをして、みんなに時間を告げるというアクティビティ。振り付けの練習をしたあと、2階のバルコニーで鐘を鳴らしたり、ポンポンや鈴を持って楽しく踊ったりします。
7歳〜9歳(小学校低学年)におすすめのパビリオン
すし屋 所要時間:30分
おいしいすしを作るすし職人の仕事です。材料の説明を受けたあと、本格的な太巻きに挑戦!玉子やかんぴょうなどの具材を並べ、コツを教わりながら作ります。太巻きのほか、にぎりや押し寿司を体験できるときもあります。
ソーセージ工房 所要時間:35分
ソーセージ職人になって、ひき肉に塩とスパイスを入れて手でよく混ぜ、それを羊腸に詰める作業を行います。ひき肉に初めて触るこどもは「ひき肉って冷たいね」と興味津々。大人でもめったにできない体験をしながら、衛生の大切さなども学ぶことができます。
観光バス 所要時間:30分
バスガイドとなり、乗車のお客さまに街を紹介します。観光バスはゆっくり走るので、保護者はバスに付いていきながら子どもの様子を見守ることができます。
10歳〜12歳(小学校高学年)におすすめのパビリオン
マジックスタジオ 所要時間:25分
マジシャンになって実際にマジックパフォーマンスを行い、お客さまを楽しませます。コインマジックやトランプマジックの練習を重ねて、いざショータイム!
マジックは、短い間に手順やセリフ、盛り上げるための演出など覚えることがいっぱい!でも成功に向けて子ども達が協力し合う姿に感動しますよ。
ベーカリー 所要時間:30分
パン職人になってパン作りをします。石臼を使った小麦の説明や、イーストの働きの実験など、パンの材料やおいしさの秘密を学びます。仕事の最後に焼きたてのパンを受け取り、パビリオンの外で食べることができます。
テレビ局 所要時間:30分
中継をつなぎ、「ニュース・情報番組」を制作。中継リポーターがキッザニア甲子園を訪れた人にインタビューします。アナウンサーなどの出演者のほか、ディレクターやカメラマンなどの仕事もあり、保護者も観覧席で見学できます。
13歳〜15歳(中学生)におすすめのパビリオン
ポストレコーディングスタジオ 所要時間:30分
声優になってアニメーションの吹き替えをします。登場人物ごとに役柄を決めたあとは、発声練習をして、映像に合わせてセリフに挑戦!
セリフはすべて英語!英語初心者の方向けにふりがなも振ってありますが、英語の意味がわかる中学生くらいだとストーリーがわかってより楽しめそうです。セリフを吹き込んだDVDは持ち帰ることができます。
大使館 所要時間:30分
大使館職員として国の情報をまとめ、オフィシャルレポートにして発信します。作ったレポートは持ち帰れます。調べたことをレポートにまとめる作業は自由研究にも役立ちそうです。ビザ申請者としてパスポートを発行し、スタンプを押してもらうこともできます。
新聞社 所要時間:30分
インタビューをする「取材記者」と、記事にあった写真を撮る「写真記者」の2つの仕事が体験できます。パソコンを使って自分が取材した記事や写真と、自分の顔写真が掲載された「朝日新聞 キッザニア版」を持ち帰ることができます。
アクティビティの間の保護者の快適な過ごし方
子どもがアクティビティに夢中になっている間、保護者はパビリオンの外から子どもの様子を見たり休憩したりと思い思いに過ごします。保護者が参加できるアクティビティもあるので、チェックしてみましょう。
観客になれるアクティビティも
キッザニア甲子園内の劇場では、保護者も観客席に座って子どもたちのステージを楽しめるほか、飲食もできます。ほかにも、テレビ局の観覧席や裁判所の傍聴席、飛行機のキャビンアテンダントでは、乗客として保護者が参加できます。カメラ・動画撮影もOK(裁判所除く)なので、子どもが活躍する姿を記録しましょう。
保護者ラウンジでゆっくり休憩もOK!
2階には大人だけが入場できる「保護者ラウンジ」があり、300円で飲み放題になるドリンクバーや、低アレルゲンメニュー(カレーライス)の販売を行っています。雑誌など書籍の閲覧や携帯電話の充電、インターネットやWi-Fi も無料で利用できます。
そのほか、施設内にはピザやパンなどの飲食店があるので、食事をとりながら子どもと一緒にフードコートで休憩してもOK。周囲のパビリオンを眺めながら、テーブル席でゆっくりと過ごせます。
0歳〜2歳の赤ちゃんも乳幼児エリアで快適♪
2階にある「ミルクハウス」には6歳以下の子どもとその保護者が自由に過ごせる乳幼児エリアがあります。ミルクフードマーケターの仕事ができるラボエリアに併設しており、アクティビティに参加する子どもの様子を見ながら、保護者はマットの上でリラックスできます。
乳幼児向けの離乳食と粉ミルクも用意されており、無料で提供。また、電子レンジやお湯(80度に設定)も使えるので、その場でミルクも作れます。近くには、授乳室とオムツ交換台もあり、赤ちゃん連れでも安心して過ごせます。
「キッザニア甲子園」と「キッザニア東京」は何が違うの?
日本国内にあるキッザニアは、東京と甲子園の2カ所。同じキッザニアですが、東京にはない甲子園限定のアクティビティもあります。また、施設としての違いは、キッザニア甲子園には地下があること。地下では「ホースパーク」で獣医師やきゅう務員、乗馬体験ができるほか、「水道施設」で水道管理技士のアクティビティが体験できます。
甲子園限定の体験はコレ!
甲子園にしかないアクティビティは20種類以上。今回ご紹介した「すし屋」や「大使館」のほか、ペンキ職人になってキッザニアの壁面を塗装する「ペインティングウォール」や米づくりを疑似体験できる「ファーマーズセンター」などがあります。
【甲子園限定のパビリオン】
医薬研究所、印刷工房、自動車工場、水道施設、すし屋、精米工場、大使館、テレビ局、電車、電力会社、ドラッグストア、筆記具屋、ファーマーズセンター、ファッションブティック、ペインティングウォール、ボイラ施設、ホースパーク、ポストレコーディングスタジオ、マヨネーズ工場、理容店、冷蔵サポートセンター
ユニフォームや体験内容の違いも
東京と仕事内容は同じですが、ユニフォームが異なるパビリオンが「マジックスタジオ」「デパート」「街時計」「観光バス」などです。また、パビリオン名は同じでも、少しずつ仕事内容が違うケースも。例えば「ミルクハウス」は、甲子園ではチーズケーキのベースから作ることができ、東京ではチーズケーキに生クリームやフルーツソースなどのトッピングをすることができます。
このように、同じキッザニアでも東京と甲子園ではアクティビティに違いがあるので、2カ所を巡って限定アクティビティを攻略したり、違いを楽しんだりしてもいいですね。
また、英語でアクティビティを進行する「E@K Activity」や期間限定のアクティビティなど、曜日や時期に応じたイベントも実施されています。何度も通ってさまざまな楽しみ方を経験してみてくださいね!
※記事内で紹介したアクティビティは2018年10月時点の実施内容です