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【完全ガイド】チームラボ踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地(東京・広島・徳島)

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キッズ大興奮の光のエンターテインメント! 日本科学未来館では、ふなっしーとのコラボ作品「お絵かきふなっしー」も登場!

光に触って!動かして!飛び込んで!最新のデジタル映像が作り出す不思議で美しい世界を楽しむイベントが今、子どもたちに大人気です。中でも人気なのが、チームラボの展覧会。

今回は日本科学未来館で現在開催中で、好評のためゴールデンウィークまで会期延長が決まったり、ふなっしーとこらぼした「お絵かきふなっしー」の公開も決まった「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」を中心にご紹介します。

【注目ポイント(1)】光に触る!動かす!音をだす!面白体験!

「光のボールでオーケストラ」と「メディアブロックチェア」〜学ぶ!未来の遊園地

チームラボ作品の中でも、一目みただけで子どもたちが駆け寄って夢中になるのが、組み合わせたり、動かして体験したり、発見したりして楽しめる作品。

例えば、「光のボールでオーケスラ」は、叩くと光の色が変わったり、音が出たりするボールを使った作品です。

一番中心の大きなボールはオーケストラの指揮者のような役で、このボールをたたくと、一度に全体のボールの色が変わります。

また、「メディアブロックチェア」は、凸の面と凹の面を合わせると、凸の面から、凹の面へ情報を伝え、凹の面のブロックの光の色を変えます。

こちらも、美しい光のブロックを重ねたり、くっつけたりして楽しみ、色が変わるのを見て目を輝かせる子どもたちが印象的でした。

「メディアブロックチェア」を子どもはこう楽しんでいました!ー共同でいろいろな遊び方を見つけて楽しむ!

取材日には、最初一人ひとりが別々にブロックを積み上げていましたが、しばらくすると、その場に初めて出会った同士で、大きな一つの橋のようにブロックを組み合わせて、色の変化を一緒に楽しみ、また、上を歩く面白さに顔を輝かせていました。

使い方が限定されずに、その場でたまたま一緒になった子どもたちが、自分たちで考えてなにかを作りたくなる作品です。

【注目ポイント(2)】作品に見る人が参加する仕掛け!

「お絵かき水族館」と「3Dお絵かきタウン」〜学ぶ!未来の遊園地

そのほか、子どもたちに大人気なのが、「お絵かき水族館」や「3Dお絵かきタウン」。描いたものをスキャンして、水族館や街を作るプログラムです。

用意されたシートにクレヨンで色付けしてスキャンすると、「お絵かき水族館」では、映像の中に描いた魚や、イカ、タコなどが入り込み、「3Dお絵かきタウン」では、街の映像の中に、スキャンされたUFOや消防車・バス・クレーン車・ビルなどが飛び込んでいきます。

「3Dお絵かき水族館」では、数分に一度、餌の入った袋が出現し、それを触ると、センサーが感知し、餌がまかれ、水族館の中の海の生き物たちが集まってくるといった仕掛けも子どもたちを夢中にさせます。

似たような仕掛けが、「3Dお絵かきタウン」では、怪獣が出現する仕掛けとなっていて、怪獣が街を破壊しようとすと、その時街にいた飛行機が怪獣を攻撃し、消防車が火事を起こした家やビルを鎮火して、みんなで街をまもるように動きだします。

また、「お絵かき水族館」では、魚やイカ、タコなどの動きを研究して動きがプログラムされているため、大きなサメが近づいてくると、魚たたちが逃げるなどの動きを子どもたちは驚きながら見つめていました。

子どもはこう楽しんでしました!ー自分が作ったものがデジタルの世界でホンモノのように動く姿に夢中に!

自分が描いた海の生き物や乗り物を追いかけてその動きを楽しんだり、触ろうとしたり、自分が描いた海のいきものシートと、海の生き物と一緒に写真を撮ったりして楽しんでいました。また2次元のお絵かきがスキャンされて3次元になって動く様子に目を見張っていました。

「まだ かみさまが いたるところにいたころの ものがたり」〜学ぶ!未来の遊園地

画面に現れる象形文字に触ると、その象形文字が表すものが映像として、飛び出していく作品です。
「象形文字を通して「文字」と「自分達の世界で見えているもの」のつながりを体感してほしい」と作られました。
また、「火」が起こった部分に、「水」をかけることで「火」を消すことができるなど、象形文字どうしが関連づけられているので、より創造的な体験へと発展していくようになっています。

子どもはこう楽しんでいました!ーデジタルの世界と現実世界がシンクロさせて魔法使いになったような気持ちを楽しむ!

まだ漢字がわからない子どもたちも、漢字を理解できる子どもたちも、ぴょんぴょん飛び上がって、画面に現れる文字を触り、触った文字の映像が現れる様子に夢中になっていました。

例えば両手に乗るぐらいの大きさの「象」の象形文字を触ると、大きな「象」の映像が飛び出してきて動きだす様子に、自分が魔法を使っているような気持ちになるようでした。


【注目(3)】技術力と映像の美しさに目を見張る!

「花と人、コントロールできないけれども共に生きる、そして永久に ? Tokyo」〜踊る!アート展

今回の展示では、入口を入るとまず迎えてくれるのが「踊る!アート展」の作品たちです。「花と人、コントロールできないけれども共に生きる、そして永久に ? Tokyo」、四季を表現する花々が5分を1ヶ月として、1時間で12ヶ月の花が咲き乱れる作品で、見る度に違った様相を見せてくれます。

また、花が咲き乱れる映像部分に人が立つと花が散り、人がいないところには花が咲き乱れるようにプログラムされているため、その時の人の立ち位置や動きによって、二度と同じ様相を見せないようになっています。

「花と人、コントロールできないけれども共に生きる、そして永久に ? Tokyo」を子どもはこう楽しんでいました!ー美しい花が作り出す世界を体で楽しむ!

この最初の展示エリアに入ってきた子どもたちは、本当の花畑でするように、はしりまわったり、花をさわったり、寝転んだりしていました。また、天井から床に映し出される映像を体にうつして、その違いを楽しんだり、全身で面白がっている様子が印象的でした。

「生命は生命の力で生きている」〜踊る!アート展

続いて登場するのが、「生命は生命の力で生きている」。人気女性書道家の紫舟さんが「生」という文字を書く様子を映像で撮影し、その2次元の映像を3次元にしている作品です。

紫舟さんの「生」という文字を松の古木に見立て、その松に雪が積もる冬から、春、夏、秋、そしてまた冬へと移り変わる日本の四季の美しさが目を見張る映像として表現しています。

その横には、「生命は生命の力で生きている」の表面を剥がし、構造を見せる、「冷たい生命」という作品が展示され、より立体的に作品が楽しめる展示となっています。

この他にも沢山の魅力的な作品の展示が続いていきます。

「踊る!アート展」の作品は、「学ぶ!未来の遊園地」の作品に比べて子どもたちには難しいだろうかと様子を見ていましたが、どれも初めてみる映像世界に、むしろ夢中で入り込んでく姿が印象的でした。

【注目(4)】日本科学未来館の展示では、チームラボの2種類の展示を一度に楽しめる!

今回の日本科学未来館の展示の特徴は、チームラボの、2種類の展示を一度に楽しむことができる点です。その一つが、子どもたちが参加しながら楽しめる「お絵かき水族館」などの「学ぶ!未来の遊園地」。
もう一つが、2012年に開催された国立台湾美術館での個展など海外でも高く評価されているデジタルアート作品を楽しむ「踊る!アート展」。2種類の展示をこれだけの規模で一度に見る機会はなかなかないので、是非訪れてみたいものですね。

まとめ ここが楽しい!ワクワクする! チームラボ作品のポイント

チームラボ作品の特徴として、しばしば、次のようなものがあげられます。

(1)チーム力で製作される今まで
見たことがないような驚き溢れる作品の高い完成度。

(2)見る人を巻き込んで作品として完成する
”共創”というキーワード。

(3)プログラマー・数学者・編集者など様々なジャンルのスペシャリストが
チームを作って製作する製作過程。

しかし一番の魅力はなんといっても、子どもも大人も夢中になって楽しめるエンターテインメントであることだと、改めて感じた展示でした。

■会期延長!「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」日本科学未来館 〜2015年5月10日まで

会期:2014年26 年11 月29 日(土)~2015年5 月10 日(日)
会場:日本科学未来館 (〒135-0064 東京都江東区青海2?3?6)
開館時間:午前10 時~午後5 時[3 月7 日(土)~5 月10 日(日)の期間、土日・祝日は午後7 時まで]※入場は閉館30 分前まで。
休館日:毎週火曜休館
料金:大人(19歳以上)/1,800円 中人(小学生?18歳)/1,200円(土曜は1,100円) 小人(3歳?小学生未満)/900円
※3 月2 日(月)~3 月6 日(金)の期間は展示入れ替えのため、本企画展の開催はありません。

【注目!】
大人気を博した「チームラボ×ふなっしー」のコラボアトラクション「お絵かきふなっしー」が、2 月5 日から会期終了の 5 月10 日まで、再登場します。

新作「Floating Flower Garden / 浮遊する庭園 (仮)」なども新たに公開されます。

全国〜世界で開催中のチームラボイベント

■チームラボ Falling Universe of Flowers in the Planetarium と、まだ かみさまが いたるところにいたころの ものがたり 展

会期:2015年3月1日(日)〜 3月29日(日)
会場:あすたむらんど徳島 プラネタリウム、多目的ホール(徳島県板野郡板野町那東字キビガ谷45-22)
開館時間:9:30〜16:30 ※プラネタリウム上映は、1日4〜5回(平日4回,土日5回)
休館日:3月4、11、18日(あすたむらんど休園日)
料金:
常設展示場 一般 / 510円、中学生以下 / 200円
プラネタリウム 一般 / 510円、中学生以下 / 200円

■2015年ミラノ国際博覧会の日本館に、チームラボが参加

2015年ミラノ国際博覧会の日本館に、チームラボが参加。
会期:2015年5月1日(金)〜10月31日(木)

■チームラボ 学ぶ!未来の遊園地 イオンモール広島祇園3F 特設会場

会期:2015年1月30日〜3月1日
会場:イオンモール広島祇園3F 特設会場
開館時間:平日13:00〜19:00、土日祝10:00〜20:00
休館日:なし
料金:当日料金 一般(中学生以上)1200円 小学生以下600円

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