今回から始まった新企画「調べてみた企画」。さまざまな子育てやおでかけの疑問を編集部が実際に体験し、調査する同企画。第1回目は、「親子でいちご狩りに行って元が取れるかどうか」を調べてみました!
いちご狩りは、新鮮ないちごをその場で食べられるうえ、冬場はいちごの市場価格が高いこともあり、親子におすすめのおでかけスポット♪ 今回は、どのくらい食べられるか?を検証しながら、いちご狩りの基本情報や楽しむポイントまでたっぷりと紹介します!
※2024年の最新情報に更新しています
※いちごの生育状況により、つみ取りできる品種やプラン内容のほか、定休日、終了時期などが変更になることがあります
※いちご狩りの料金はシーズンによって変動します。詳細は公式サイトでご確認ください
いちご狩りに行く前に! 予約・料金・持ち物は?
いちご狩りは、一般的にハウス栽培ということもあり、1月頃から楽しめる親子におすすめのスポットです。スーパーではあまり販売されない、地元ならではの品種や希少な品種などを数種栽培している農園も数多くあります。
まずは、いちご狩りに行く前に、知っておくべき基本情報をまとめます。予約の有無、料金、持ち物など、どれも親子でいちご狩りを楽しむためのお得&耳寄りな内容です。
いちご狩りは予約が必要なの?
いちご狩りは、事前予約が必要なところや、当日先着順で受付をするところなど、農園によってさまざまです。先着順受付の場合は、当日食べ頃のいちごがなくなってしまうと、営業時間内でも閉園することもあるため、開園と同時に行くのがベターです。また、事前に公式サイトでの確認や、電話で問い合わせをするのもおすすめです。
いちご狩りの料金はどれくらい?
いちご狩りの料金は、時期によって異なります。12〜5月ごろまでスーパーに並ぶいちごの価格は、段階的に下がります。また、いちご狩りで元が取りたいと考える利用者が多いことも含めて、市場価格に応じた料金設定をしているそうです。
実際に、千葉県成東エリア(千葉県 山武市成東観光苺組合)では、一番高い時期は12月中旬〜お正月、大人(小学生以上)2,400〜2,700円、未就学児が1,600〜1,800円、3歳以下500円前後。一方、いちご狩りシーズン終盤の4〜5月中旬は、半額程度でいちご狩りが可能です。また、採った分だけ払う、量り売りスタイルのいちご狩りもあります。
ちなみに、12月から3月ぐらいまでがいちご狩りシーズンなので、混雑をさけたいなら4月がおすすめだそうです。また、駐車場を完備しているいちご農園も多く、ほとんどが無料で利用できます。
いちご狩りの持ち物は?
いちご農園には、手拭きタオルやティッシュ、ウェットティッシュなどを置いていないことが多いので、持参するのがベターです。また、小さな子供連れの場合は、洋服の汚れ防止のために、よだれかけ(スタイ)があると便利です。ベビーカーで入園OKのバリアフリーか、オムツ替え台の有無など、農園の環境チェックをしておくとより安心ですね♪
いざ、いちご狩りに挑戦!
今回は、真冬の1月に編集部2人と小学生の女の子2人の計4人で、いちご狩りへ! 都内からも車でアクセスしやすい関東最大級のいちご狩りスポット「千葉県成東エリア」に行きました。
このエリアには、国道126号線を中心に、数十軒のいちご農園が点在。なかでも、約15種類の品種が食べ比べできる人気の「相葉苺園」を訪れました。
朝9時30分に駐車場に到着すると、開園して間もないにも関わらず、すでにたくさん車が…。今回は予約なし・先着順の受付になるため、急いで受付へ。
「相葉苺園」は40分食べ放題で、大人(小学生以上)1,600円、未就学児(4〜6歳)1,300円、3歳以下500円(制限時間、値段は取材当時)。4人の受付を済ませると、人数分のヘタ入れと練乳をもらい、スタッフにハウスまで案内してもらいました。
※上記価格は取材時のものです。最新情報は公式サイト等でご確認ください
いちご狩りではどんな種類が食べられる?
いざハウスの中に入り、ズラリと並んだ真っ赤ないちごを目の前にすると、子供はもちろん、編集部一同テンションが上がります! さらに、15種類ものいちごを食べられるとあって、どれから食べようか悩みます(笑)
超大粒の紅ほっぺや新品種のチーバベリー、濃厚な味と甘さが自慢の希少な黒いちごまで、新鮮ないちごを次々と頬張りました!
ハウスの中は、冬とは思えないくらいのぽかぽか陽気でコートいらず。カメラで撮影をしていたこともあり、汗だくでした…。むしろ半袖でいいくらい!
おいしいいちごの見分け方
甘いいちごは、ヘタの下がテカっているものをチョイスすると◎。ヘタがそっているものがおいしいといわれがちですが、品種や時期などにも関係しているので、一概にヘタのそり具合では判断はできないそう。ちなみに、市販されているいちごは、ヘタがへたっていないものをチョイスするのがいいそうです。
いちごをうまく採るコツは?
いちごを無理やり引っ張ってしまいがちですが、そうすると苗ごと抜けてしまう場合があるので注意が必要です。正しい採り方は、いちごを指で軽くつかみ、クイっと手首をひねるように回転させると◎。そうすれば、子供でも簡単に採ることができますよ! まずは、いちごの採り方を子供に教えてあげるといいですね。
いちご狩りを楽しむポイント
・ハウス内は温かいため、コートや上着は脱いでおく。
・入口手前より奥の方が手付かずの完熟いちごがある場合あり。
・味・食感・甘み・酸味などの違いを堪能してお気に入りの品種を見つける!
いちご狩りで食べた数は?
40分間の食べ放題を終え、それぞれ食べたいちごの数は下のとおり。
食べた数
男性編集スタッフ(30代):58個
女性編集スタッフ(30代):21個
小3女子(8歳):14個
小1女子(7歳):19個
今回唯一の男性の編集スタッフは、小学生女子に負けじといちごを食べ続け、58個を平らげ「もう…限界!」
女性編集スタッフは、大粒のいちごや好みの品種を吟味しながら&撮影をしていたこともあり、20個ほどで満足という結果に!
いちご狩りが大好きな小学生女子2人は、広いハウスの中を行ったり来たりして、全品種を食べ歩き。小3よりも小1女子が多く食べていたというまさかの結果に。
ちなみに、「相葉苺園さん」では、平均50〜60個(約1.5kg)ほど食べる人が多いそうです。今までに200個食べた方もいたというから驚きです…。
いちご狩りで元はとれる?
実際にスーパーで購入できるいちごは、品種や時期によって価格は異なりますが、1パック500円〜1000円前後。個数も大きさによってまちまちですが、約20個と仮定すると、平均一粒38円ほど。今回のいちご狩り料金は1人1,600円(取材時)なので、43個食べれば元が取れるということになります。
2024年1月5日〜3月22日の大人いちご狩り料金2,400円で、一粒平均を38円とした場合は64個ほど食べれば元が取れるということになります。
大きくて甘いと評判の千葉県の新品種・チーバベリーは、「相葉苺園」の直売所で700〜1,600円で販売(2018年1月下旬)。一粒が大きい1,600円パックのチーバベリーとすると、一粒80円なので、いちご狩りで20個食べれば元がとれることになります。品種や大きさによって随分差がでることになります。
とはいえ、多く食べることより、いろいろな種類を味わうことや、親子で楽しくいちご狩りをすることの方が大事。何個食べたかは、帰りの話題にするぐらいがいいですね。
ちなみに採ったいちごは、持ち帰り禁止のところがほとんど。自宅用に持ち帰りたい場合は、隣接の直売所などで購入するのがおすすめです。
一番甘いいちごは? 実際に糖度を計測!
今回、特別に食べ比べした10種類のいちごの甘さを調べてみました。各品種をカットして絞った果汁を糖度計で計測。ただし、同じ品種でも個体差があるので、参考までにチェックしてみてください♪
品種/糖度表
ゆめのか/8.5
くれない/10
とちおとめ/10
おいCベリー/10
★かおりの/10
★紅ほっぺ/11
ふさのか/11.5
★黒いちご(真紅の美鈴)/12
章姫/12
★チーバベリー/13
※いこーよ編集部調べ
★は独断と偏見で選んだ編集部おすすめの品種
ちなみに、それぞれ好きな品種は下のとおりばらばら…。好みの品種は、甘さだけでなく、味の特徴が大きく関係しているということが言えそうですね。
いちご狩りを終えて、おすすめ品種4選
・かおりの 「口に入れた瞬間広がるフルーティーな香りに恋しました♪」
・紅ほっぺ 「でかい! うまい! さいこー!」
・黒いちご(真紅の美鈴) 「一番甘く感じた! お店で売っているのより超おいしかった!」
・チーバベリー 「初めて食べたチーバベリーの甘さにキュン♪ ボリューム感も最高です」
今回行ったいちご狩りスポット「相葉苺園」
関東最大級のいちご狩りエリア、千葉県成東にある「相葉苺園」。同園では、18種類ほどのいちごが栽培されており、さまざまな品種の食べ比べができるのが大きな魅力です。
千葉県の新品種「チーバベリー」や、黒いちご「真紅の美鈴」など珍しい品種もいちご狩りで食べることができます。
いちご狩りは2024年シーズンは、1月6日(土)〜5月中旬頃までを予定。「一般プラン(予約なし先着順)」は、小学生以上1,300〜2,400円、未就学児(4歳〜6歳)900〜1,600円、3歳以下500〜600円で50分間、甘くて美味しいいちごを堪能できますよ♪
「相葉苺園」の2024年いちご狩り情報
住所:千葉県山武市湯坂344
開催期間:2024年1月6日(土)〜5月中旬予定
営業時間:
【土日祝】一般プラン(先着順)9:30〜、予約プラン(ネット予約)11:30〜/13:00〜
【平日】一般プラン(先着順)のみ。10:00〜
定休日:不定休
制限時間:50分(一般プラン)
栽培品種:章姫、とちおとめ、紅ほっぺ、やよいひめ、かおり野、おいCベリー、おうか、千鶴など
料金【予約なしの場合】:
【1月5日〜3月22日】小学生以上2,400円、4歳〜6歳1,600円、3歳以下600円
【3月23日〜4月7日】小学生以上2,000円、4歳〜6歳1,400円、3歳以下600円
【4月8日〜5月12日】小学生以上1,300円、4歳〜6歳900円、3歳以下500円
※予約あり、ペット同伴予約の料金設定もあり
予約:予約なし先着順、ネット予約
アクセス:千葉東金道路「山武成東IC」から車で約5分
新鮮ないちごを採って口いっぱいに甘さを感じられる幸福感と、まったく違う品種の味の違いを食べ比べできるお得感は、いちご狩りだけの特権! 冬から春にかけて楽しめるいちご狩りは、ハッピーになれること間違いなしの、親子におすすめのスポットです♪