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関西の「鉄道博物館」「鉄道公園」 11選日本最大級の施設も!

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本物の電車や蒸気機関車(SL)が間近で見られる「鉄道博物館」「鉄道公園」は、子供連れの人気のお出かけ先です。 

運転体験ができるシミュレーターや大型の鉄道ジオラマが展示された本格的な博物館から、気軽に行ける無料の公園まで、施設ごとにさまざまな特徴があります。

そこで今回は、関西エリアにある鉄道博物館&鉄道公園をまとめて紹介します!

※2021年の最新情報に更新しています

関西の「乗り物博物館」はこちら!関東エリアの「鉄道博物館」&「鉄道公園」はこちら!

京都鉄道博物館/京都府京都市

平成28年にオープンした日本最大級の鉄道博物館です。

展示されている実物車両の数はなんと53両! なかでも蒸気機関車は23両も展示されており、とくに充実しています。転車台を備えた扇形車庫に20両もの蒸気機関車が並ぶ姿は圧巻です。

ほかにも、新幹線(0系、100系、500系)や特急電車、電気機関車などがずらりと並びます。車両内部に入れたり、下から車体の底を見ることができたり、展示にも工夫がされているので、大人から子どもまで楽しめること間違いなしです。

本館の2階には、総延長約1kmものレールが敷かれた巨大な鉄道ジオラマを展示。ただリアルなだけでなく、スタッフの生解説や映像、照明などの演出を組み合わせたショー形式で、模型が走る様子を楽しむことができます。

屋外には本物の蒸気機関車「SLスチーム号」が毎日運行していて、客車に乗ることができます。

また、新幹線や在来線の運転体験ができる運転シミュレーターのほか、運転指令室を再現したコーナー、鉄道模型の運転を通して鉄道の安全について学ぶコーナー、線路を点検する保線係員のお仕事を体験する「軌道自転車体験」のコーナーなどもあります。鉄道に関わる仕事について体験しながら学ぶことができますよ。

そのほか、プラレールで遊べる「キッズパーク」もおすすめです!

ジオラマ京都JAPAN/京都府京都市

嵯峨野観光鉄道の「トロッコ嵯峨駅」に併設されている施設で、その名のとおり日本最大級の巨大な鉄道ジオラマを展示しています。

HOゲージで組まれたジオラマは、総面積285.15平方メートル、路線の総延長約2.7kmを誇り、京都の史跡や街並みをリアルに再現!

しかも、「EF66形電気機関車」の本物の運転台から、ジオラマを走行する「特急はやぶさ」を運転することが可能です。模型に付けられた小型カメラの映像を見ながらの運転は臨場感たっぷり!

火事になった建物に消防車が駆けつけて消火活動などをする「自動車ショー」、美しい夜空と夜景が楽しめる「天体ショー」など、凝った演出も楽しめるので、一度見たら釘づけになってしまうはず!

トロッコ嵯峨駅には「19世紀ホール」という展示施設も併設されていて、SLの実物車両を見ることができます。

展示されているのは、「D51」「C58」「C56」「若鷹号」の4両。ジオラマも実物も見られるのがうれしいこのスポット。トロッコ列車を乗ったあとはぜひとも立ち寄りたいですね。


SANZEN-HIROBA(サンゼンヒロバ)/大阪府枚方市

「くずはモール」の南館「ヒカリノモール」1階にある、京阪電車初の常設ミュージアムです。

施設の最大の目玉は、「テレビカー」の通称で知られる旧3000系先頭車両3505号車の実物展示。

車両の内部は見学可能で、運転席に座ってリアルな運転体験ができるシミュレーター「3505号車デジタル動態保存」を楽しむこともできます(公式サイトでの事前予約制)。

運転シミュレーターはほかにも、8000系と2600系のものもあります。

京阪の沿線をイメージしたHOゲージの大型ジオラマも展示。走行する電車を運転することが可能です。

また、ヘッドマークやレールの実物など、資料も多数展示されており、沿線の魅力や京阪電車の歴史を知ることができます。

ショッピングモール内にあり、入場無料なので、気軽に立ち寄れるのがうれしいですね。


新幹線公園/大阪府摂津市

安威川とJR貨物ターミナルとの間にある入場無料の公園で、桜の名所としても人気です。スポット名のとおり、「0系新幹線」の先頭車両の実物が展示されています。

普段は外観を見られるだけですが、毎週日曜の午前10時〜12時と、午後2時〜午後4時の間、車両の内部を公開しており、客室はもちろん、運転席にも座ることができます。

また、昭和29年に製造され、東海道本線、高崎線、阪和線、紀勢線で活躍した「EF15型電気機関車」の実物車両も展示。

こちらも新幹線と同じく、内部公開日には運転室に入ることができます。

ちなみに公園の近くには鳥飼車両基地があり、柵越しに現役の新幹線が見られるので、あわせてチェック!

長浜鉄道スクエア/滋賀県長浜市

「旧長浜駅舎」「長浜鉄道文化館」「北陸線電化記念館」の3つで構成された、鉄道展示施設です。

「旧長浜駅舎」は、明治15年に完成した現存する日本最古の駅舎で、内部を見学可能。

人形などを配置して当時の様子を再現しており、貴重な資料とあわせて、130年前の雰囲気を体感することができます。

「長浜鉄道文化館」では、長浜の鉄道文化や歴史、日本初の鉄道連絡船などに関する貴重な資料を展示。

鉄道関連のおもちゃや絵本を自由に利用できるコーナーや、現在の長浜駅周辺の様子をモチーフにしたHOゲージのジオラマもあります。

「北陸線電化記念館」にも、NゲージのジオラマやOJゲージの大きな鉄道模型が展示されているほか、「D51形793号 蒸気機関車」と「ED70形1号 交流電気機関車」の実物車両が並びます。

機関車はどちらも運転席に搭乗OK。

駅長の制服を試着できるコーナーもあるので、本物の機関車の前でぜひ記念撮影を!

そのほか、北陸線を走る電車を間近で見られる「展望デッキ」も見どころの1つです。

※新型コロナウイルス感染症対策のため、緊急事態宣言発令中は臨時休館

有田川鉄道公園/和歌山県有田郡有田川町

廃線となった有田鉄道線の金屋口駅に整備された鉄道公園で、金屋口駅の駅舎とホーム、車庫と線路が残されているほか、資料などが展示されている鉄道交流館や遊具のある広場などがあります。

実物車両も、有田鉄道で活躍した「D51 1085」が展示されているほか、「キハ58003」「ハイモ180-101」を動態保存していて、土日祝日を中心に不定期で乗車体験を実施しています(車両の状態により運行する車両は異なります)。

また、期間限定で「D51 827」の乗車体験が行われることも!

※新型コロナウイルス感染症対策のため、緊急事態宣言発令中は土日の乗車体験、鉄道交流館内のジオラマ休止

公園内にある鉄道交流館には、有田鉄道に関する資料や写真、当時使用していた備品などを展示。

また、有田鉄道沿線をイメージしたHOゲージ(写真奥)とNゲージ(写真手前)の大型ジオラマが設置されており、鉄道模型の運転も楽しめます!


カワサキワールド/兵庫県神戸市

神戸海洋博物館内にある、川崎重工グループの歴史と技術について学べる博物館です。

ここには鉄道関係の展示物をまとめた「陸のゾーン」があり、0系新幹線の車体や台車の実物を展示。

車体のほうは内部の見学が可能で、運転席や客室を自由に見て回れます。

陸のゾーンには、HOゲージの大きな鉄道ジオラマも展示されています。

ジオラマを走る列車は運転することができます。列車に内蔵されたカメラの映像を見ながら運転できるので、模型ながら臨場感ある運転体験が楽しめますよ。

そのほか、電車の運転ゲームも無料でプレイ可能です。

手柄山中央公園/兵庫県姫路市

手柄山中央公園内には、昭和40年代に運行していた姫路市営モノレールを中心にした展示館「手柄山交流ステーション」があります。

姫路市営モノレールの手柄山駅を改修した建物の内部には、モノレールの実物車両を展示。

車両内部に入ると、車両前部の液晶パネルで見られる運行当時の映像と走行音などの音響演出により、モノレールが活躍していた当時の雰囲気を感じることができます。

姫路市営モノレールは、1966年に開催された姫路大博覧会にあわせて開業しました。その当時の様子を、ジオラマや写真、イラストの展示で紹介しています。

また、運営当時の航空写真の上にモノレールの模型を配置したジオラマや姫路の公共交通の歴史を学べるコーナーなども設置。

モノレールが活躍した昭和のレトロな雰囲気が楽しめる施設です。入館無料なので気軽に立ち寄れますよ。

鍛冶屋線市原駅記念館/兵庫県西脇市

1990年に廃線となった鍛冶屋線の市原駅駅舎を復元した記念館で、入場無料です。

館内には、写真や駅員の制服、行き先明示板、時刻表など運行していた当時の備品が展示されていて、鍛冶屋線の歴史を感じることができます。

記念館のそばにはプラットホームが残されており、鍛冶屋線を走ったキハ30形が展示されています。

※新型コロナウイルス感染症対策のため、緊急事態宣言発令中は休館


鍛冶屋線記念館/兵庫県多可郡多可町

こちらは鍛冶屋線の終点だった鍛冶屋駅跡地にある記念館です。

鍛冶屋駅の駅舎が残されており、路線で活躍したキハ30形の実物車両が展示されています。

駅舎内部を通ってホームに停車している車両を見ることができ、当時の雰囲気が味わえるのがうれしいですね。

駅舎内には、さよなら運転の際に使用されたヘッドマークや運行当時の写真、駅員の制服などを見ることができます。

播磨町郷土資料館/兵庫県加古郡播磨町

弥生時代後期から古墳時代の初期の集落跡遺跡や兵庫県立考古博物館などがある「大中遺跡公園」。その敷地内にある、郷土資料館です。

資料館の屋外展示場に、1984年に廃線となった別府鉄道のディーゼル機関車「DC302」と客車「ハフ5」の実物車両が展示されています。

「DC302」と「ハフ5」は、内部を見学できます。

また資料館(入館無料)のほうにも、別府鉄道にまつわる貴重な資料や備品が展示されています。

ちなみに、公園を東西に横切る遊歩道「であいみち」は、別府鉄道の軌道跡を整備したもの。

訪れた際は、展示されている車両が走っていた当時を想像しながら散歩するのも楽しいですね!

※特別展準備のため、2021年9月28日(火)〜10月1日(金)の期間、展示室が閉鎖中

今回紹介したスポットは、日本最大級の規模を誇る博物館から、廃線した鉄道の功績を伝える地域に密着した記念館まで、規模はさまざま。

それぞれ違った魅力がありますので、ぜひ気になるところにおでかけしてみてください!

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