子どもと一緒に初詣!ベビーカーで行ける神社と参拝マナーまとめ

新年最初のおでかけと言えば初詣。でも三が日はどこへ行っても混雑していそうで心配…。ベビーカーで行ける神社ってあるの?いったいいつ、どこへ初詣に行けばいいの?など、子連れ初詣にまつわる心配事を、寺社旅研究家の堀内克彦さんに神社とお寺での参拝マナーも含めて伺いました。

無理の無い日程で、まずは近所の寺社へお参り

「初詣といっても、いつまでに行かなければならないという厳密なルールは無いので、赤ちゃんや幼いお子さんを連れての参拝は、危なくないように混雑する三が日は避けると良いのではないかと思います。」

「その際、有名な寺社に行けば、当然混雑しているので、お子さんと一緒の場合は移動にも時間がかからない近所の神社やお寺に行くのがおすすめです。本来初詣とは、自分が住んでいる地域を守ってくれている神様に『今年も無事に過ごせますように』とお願いするもの。そのため、まずは近所の寺社を訪れるのが良いと思います。」

また、初詣は何度行っても良いそうなので、後日、別の有名な寺社まで足を伸ばすのもOKだそうです。例えば、第2子を今年こそは、と考えているなら、子宝にご利益がある神社を家族で訪れてもいいかもしれませんね。


神社やお寺でも、バリアフリー化が進んでいる

さらに、最近ではベビーカーや車いすに対応した、バリアフリーの寺社も増えているそうです。

「長野県の善光寺は、初めてスロープがついか国宝に指定されている建物(本堂)として知られています。最近では、スロープはもちろん、エレベーターやエスカレーターが設置されている寺社も増えているので、ベビーカーでも参拝しやすいと思います」

子宝、安産祈願で知られる、水天宮(東京都)には、駐車場から境内に上がるためのエレベーターが設置されていたり、「出世の石段」と呼ばれる急勾配な石段があることで知られる愛宕神社(東京都)も、エレベーターで登ることができます。また、家庭円満や子宝にご利益がある待乳山聖天(東京都)には、スロープカーが設置されています。

その他にも、バリアフリーの有名寺社は全国各地にあります。

清水寺(京都府)

急坂を登って行くイメージのある清水寺も、参道の舗装化が進んだり、スロープが設置されたりして、車いすやベビーカーでも境内に入ることができます。

太宰府天満宮(福岡県)

階段の多い太鼓橋は左側に迂回路があります。また、参道は砂利ではなく石畳なので、ベビーカーでも歩きやすいです。

厳島神社(広島県)

段差にはスロープが設置されているなどバリアフリーが徹底されていて、ベビーカーで参拝しやすい神社として知られています。

ただし、初詣の時期は人出も多いため、ベビーカーで行っても大丈夫かどうか、事前に確認したほうが良さそうです。


神社とお寺のお参りのマナーを改めておさらい

では、神社とお寺で、どのようにお参りするのが正しいのか。お参りのマナーを改めて教えてもらいました。

<神社の場合>

1:鳥居を入る時に一礼をする
必ずやらなければならないわけではないが、鳥居で一礼するととても丁寧です。また、帽子をかぶっている時には、鳥居を入る前に取ると丁寧です。

2:手水舎(ちょうずや)でお清めをする
柄杓を右手に持ち、左手に水を注ぐ。柄杓を左手に持ち替えて右手に水を注ぐ。右手で柄杓を持ち、左手に水を受けて、その水で口をすすぐ。もう一度左手を清め、柄杓を立てて水を手前に流し柄杓を清める。

3:拝殿の前でお賽銭を入れ鈴を鳴らす
お賽銭箱の中に静かにお賽銭を入れたら、まず鈴を鳴らします。

4:2礼2拍手1礼で参拝
2礼2拍手をして、一年間無事に過ごせたことへのお礼と、これからの1年を家族が無事に過ごせますようにというお願い事を伝え、最後に1礼します。

また、参拝の後におみくじを引く人も多いと思いますが、引いたおみくじをどうするのが正しいのかも悩みます。

「良い結果のものはお守り代わりに持ち帰り、あまりよく無い結果の場合は結んで来るということを聞きますが、特にルールは無いので、大吉でも結んで良いようです。結ぶという行為は、昔から悪い物を寄せ付けないようにという意味がありました。悪い結果が出た場合にも、そのおみくじを結ぶことで、良い結果に転じて、悪いことが起こらないようにと願って行われるようになったものと考えられます」

<お寺の場合>

1:山門を入る時に一礼する
お寺の入口にあたる山門。ここで帽子を取り、一礼するのが丁寧な方法です。

2:手水舎でお清めをする
お寺でも神社と同様のやり方で手と口を清めます。

3:本堂の前でお賽銭を入れ鰐口を鳴らす
静かにお賽銭を入れたら、上からつり下げられている鰐口(銅や鉄でできた仏具の一種)を1〜2回鳴らす。

4:合掌する
静かに合掌して最後に一礼する。数珠を持って来た場合は、この時に手にかける。

ところで、初詣では、お守りやお札を受ける人も多いですが、前年に受けたお守りやお札をどうしたら良いのでしょうか?

「お寺や神社に行くと、古いお守りやお札を引き取ってくれる場所が設けてあることが多いので、初詣の時に持って行くのが良いでしょう。他の神社やお寺で受けたものもお返しして良いところも多いですが、お寺で受けたものは引き取ってくれない神社や、その逆もあるようです」

また、ビニールなど燃えない素材は外して持って行くほうが良いということも、注意点として教えて頂きました。

「元旦や三が日に行けなくても、新年の最初に気持ち良くお参りすることが大切です」と言う堀内さん。家族の楽しい「おでかけ初め」になるよう、無理のない計画を立ててみてはいかがでしょうか。

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

お話しを聞いたのは・・

堀内克彦さん
「人生を変える寺社巡り」をテーマに旅活動を続ける寺社旅研究家。宿坊研究会、縁結び神社研究会、お守り研究会を運営し、トークライブ、海外への情報発信、寺社好き男女の縁結び企画「寺社コン」をプロデュース。著書に『恋に効く! えんむすびお守りと名所』(山と渓谷社)など。

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