大きな三角の耳に、くりっとした目。愛らしい見た目から「砂漠の天使」と呼ばれるスナネコは、SNSでも人気の野生ネコです。日本で飼育している施設は少なく、会いに行くだけで特別な体験になります。
そこで今回は、全国でスナネコに会える動物園を7カ所紹介します。
※各施設の生きものの種類や展示数は、飼育状況等によって変わる場合があります。詳しくは公式サイトなどでご確認ください
スナネコってどんな動物?
スナネコは、アフリカ北部から西アジア、中央アジアにかけての砂漠で暮らす野生のネコです。どんな特徴があるのでしょうか。
野生ネコの中でも最小クラス
体長は39〜57cmほどで、野生のネコの中で最も小さい種のひとつです。見た目はイエネコの子ネコのようですが、牙は鋭く気性も荒い、れっきとした野生動物です。ペットとして家庭で飼うことはできません。
耳がとってもいい
大きな耳は、イエネコの約5倍ともいわれる聴覚を持っています。砂の中のネズミや昆虫のかすかな音を聞き分けて、獲物を探します。もともと夜行性なので、昼間はぐっすり眠っている姿を見かけることも。
では、そんなスナネコに会えるスポットを紹介していきましょう!
【栃木県那須町】那須どうぶつ王国
那須高原にある「那須どうぶつ王国」は、屋内施設が中心の「王国タウン」と、広大な牧場が広がる「王国ファーム」の2エリアからなる動物園です。動物との距離が近く、ネコや猛禽類のパフォーマンスも楽しめます。
スナネコに会えるのは「保全の森」です。ツシマヤマネコなど、絶滅のおそれがある動物や希少な動物の飼育展示をしているエリアです。那須どうぶつ王国はスナネコの繁殖に力を入れていて、ここで生まれた個体が全国の動物園で暮らしています。
■那須どうぶつ王国
住所:栃木県那須郡那須町大島1042-1
入国料:中学生以上2,900円、3歳〜小学生1,300円、3歳未満無料
営業時間:平日10:00〜16:30、土日祝9:00〜17:00
休業日:水曜
※特定日は営業。詳しくは営業カレンダーで確認を
※2026年8月31日〜の通期営業の情報です。時期により営業時間が変わる場合があります
【埼玉県東松山市】埼玉県こども動物自然公園
丘陵地の自然を生かした「埼玉県こども動物自然公園」は、コアラやカピバラなど約140種の動物が暮らす動物園です。ヒツジやヤギとふれあえるエリアもあり、一日中楽しめます。
スナネコがいるのは、小動物舎「ecoハウチュー」内のスナネコ展示室です。2022年に那須どうぶつ王国から来たメスの「アミーラ」に加えて、2026年1月には繁殖を目的に、神戸どうぶつ王国からオスの「ムスタ」がやってきました。
ムスタは2月17日から展示練習を始めています。タイミングが合えば、アミーラとムスタの2頭に会えるかもしれません。同じ時期にマヌルネコの「オト」も来園しているので、2種類の野生ネコを見比べるのもおすすめです。
■埼玉県こども動物自然公園
住所:埼玉県東松山市岩殿554
入園料:大人(高校生以上)900円、小人(小・中学生)200円、未就学児無料
開園時間:9:30〜17:00(入園は16:00まで)
※11月15日〜1月31日は9:30〜16:30(入園は15:30まで)
休園日:月曜(祝日の場合は開園)、12月30日〜1月1日
※長期休暇期間など月曜でも開園する場合あり。詳しくは開園日カレンダーで確認を
【愛知県名古屋市】東山動植物園
約450種の動物と約7,000種の植物に出会える「東山動植物園」。コアラやゴリラなどの人気者がそろい、1枚の観覧券で動物園と植物園の両方を楽しめます。
スナネコに会えるのは、北園の「自然動物館」の夜行性動物コーナーです。2023年9月12日から公開されていて、神戸どうぶつ王国生まれのメス「ロカ」と、那須どうぶつ王国生まれのオス「ショジャー」の2頭が暮らしています。
夜行性動物コーナーは照明が暗めなので、目が慣れるまで少し待ってからじっくり探してみてください。ちょこちょこと動き回る姿が見られるかもしれません。
■東山動植物園
住所:愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
観覧料:大人(高校生以上)800円、中学生以下無料
※2026年10月1日から改定
開園時間:9:00〜16:50(入園は16:30まで)
休園日:月曜(祝日・振替休日の場合は直後の平日)、12月29日〜1月1日
【三重県多気町】ごかつら池どうぶつパーク
「ごかつら池どうぶつパーク」は、人と動物、自然が健やかに支え合う「ワンヘルス」をテーマにした動物園です。2024年6月にリニューアルオープンし、のどかな里山の中で動物たちとの時間を楽しめます。
2025年12月15日には、神戸どうぶつ王国からスナネコのメス「ジウ」がやってきて、12月20日から「新エリア」で公開されています。ジウは2022年に神戸で生まれた四つ子のうちの1頭で、きょうだいは東山動植物園やネオパークオキナワで暮らしています。
同じ日に神戸から来たマヌルネコの「メイ」もいるので、あわせて会いに行ってみてくださいね。
■ごかつら池どうぶつパーク
住所:三重県多気郡多気町五桂992
入園料:大人(中学生以上)900円(多気町民800円)、こども(4歳〜小学生)500円(多気町民400円)、3歳以下無料
開園時間:10:00〜16:30(入園は16:00まで)
休園日:火曜(祝日の場合は翌平日)
【兵庫県神戸市】神戸どうぶつ王国
神戸・ポートアイランドにある「神戸どうぶつ王国」は、屋内の「インサイドパーク」と屋外の「アウトサイドパーク」からなる動物園です。屋内エリアが充実しているので、天候を気にせず楽しめます。
スナネコがいるのは「コンタクトアニマルズ(北エリア)」です。神戸どうぶつ王国は2020年にスナネコの公開を始め、これまでに何度も赤ちゃんが生まれています。ここで生まれた個体も、全国の動物園で暮らしています。
2026年3月6日からは、那須どうぶつ王国から引っ越してきたオスの「シャリフ」の公開も始まりました。展示場所はスナネコ展示場の左側です。砂の上でくつろぐ姿も見られるかもしれません。
■神戸どうぶつ王国
住所:兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-9
入園料:大人(中学生以上)2,400円、シルバー(65歳以上)1,900円、小学生1,200円、幼児(4歳・5歳)500円
営業時間:10:00〜17:00
休園日:木曜 ※詳しくは営業カレンダーで確認を
【長崎県西海市】長崎バイオパーク
「長崎バイオパーク」は、動物が本来暮らす環境に近づけた中で、動物たちが自由に過ごす「生態展示」を取り入れた動物園です。カピバラやフラミンゴなど、身近にふれあえる動物もたくさんいます。
スナネコがいるのは「アンデス広場とラマの岩山」エリアです。2021年12月に、那須どうぶつ王国からメスの「ハディーヤ」、神戸どうぶつ王国からオスの「マフ」がやってきました。2022年10月21日には赤ちゃん2頭が生まれ、メスは「アッシャム」(アラビア語で太陽)、オスは「バドル」(同・満月)と名付けられました。
小さくても猛獣なので、ここでは飼育員と動物が同じ空間に入らない「完全間接飼育」を行っています。公式SNSのライブ配信にもたびたび登場するので、行く前にチェックしてみてくださいね。
■長崎バイオパーク
住所:長崎県西海市西彼町上岳郷950-1
入園料:大人2,100円、中高生1,500円、3歳〜小学生1,100円、シニア(60歳以上)1,500円
営業時間:10:00〜17:00(入園は16:00まで)
休園日:なし
※悪天候の場合は臨時休園することがあります
【沖縄県名護市】ネオパークオキナワ
「ネオパークオキナワ」は、アマゾンやアフリカ、オセアニアなど、世界の熱帯地方の環境を再現した動植物公園です。ネットで覆われたフライングケージの中で動物たちが自由に暮らしていて、園内を走る「沖縄軽便鉄道」にも乗れます。
スナネコに会えるのは「スナネコの砂漠」です。那須どうぶつ王国生まれのメス「マシュリク」と、神戸どうぶつ王国生まれのオス「シスイ」が暮らしています。2026年にはマシュリクが6歳、シスイが4歳の誕生日を迎え、園内でお祝いのイベントも行われました。
寝ている姿が多いスナネコですが、ここでは展示場の高いところまで全身を使って駆け上がる姿が見られることも。南国・沖縄で暮らす“砂漠の天使”に会いに行ってみてください。
■ネオパークオキナワ
住所:沖縄県名護市字名護4607-41
入園料:大人(13歳以上)1,600円、小人(4〜12歳)800円
営業時間:9:30〜17:30(最終入園17:00)
休園日:なし ※台風で暴風警報が出たときは休園
全国でスナネコに会えるスポットを紹介しました。
スナネコは体調管理や繁殖などのため、急に展示が中止になることもあります。おでかけ前に各施設の公式サイトやSNSで最新情報を確認してくださいね。












