沖縄で21年続く「アリカワコウヘイ展」11月25日まで開催、高校生以下入場無料

沖縄県中頭郡西原町の「ムーンテラス東崎音楽堂」で、2025年11月25日（火）まで、「アリカワコウヘイ展 - KO-HEY! ARIKAWA EXPO HAPPY GO ROUND 2025」が開催されています。

総合芸術家アリカワコウヘイによる年に一度の大展覧会で、幸せな空気に満たされた体験型アート空間が楽しめます。

「自分の居場所」をテーマにした体験型の展覧会

今年で21回目を迎える「EXPO」は、海沿いの音楽ホール一棟を年に一度貸切り、ホール内を作品のテーマごとに区切った総合芸術空間です。作品展示だけでなく、音、香り、グッズ制作や販売、来場者の対応に至るまで、すべての演出を本人が手がけています。

今展のサブタイトルは「My place is your place,too.（僕の場所はキミの場所）」。幼少期から「自分の居場所」を作り続けてきたアリカワ氏が、訪れる一人一人の「心の居場所」となる作品を展開しています。

小屋の中に入って体感できる空間作品

"place" Ko-hey! Arikawa 2025

注目は「place」シリーズの最新作です。会場で本人の手により即興で建てられた小屋型の作品の中は、「宝物」たちで埋め尽くされています。

誰もが「居場所があることの幸せ」や「自分が守られているという感覚」を深く体感できる空間で、老若男女問わず人を集めています。小屋の中にそっと置かれた菓子は、鑑賞者が持ち帰ることもできます。

赤ちゃんからお年寄りまで笑顔になれる展覧会

10以上のブースで構成された会場には、「それでもキミは戦うのか」シリーズの最新作や、ザ・リッツカールトン沖縄のメインエントランスで常設されている「Lamination」シリーズ、「Monolith-naked-」などの作品が並びます。

会場には海外、県外からの来場者も訪れ、毎年通い続けるファンからは「EXPOはいつも幸せな空気で満たされている」「ここに来ることが年に一度の自分へのご褒美」「EXPOに来ると心が安らぐ」などの声があがっています。

小学生以下には絵本かじゆうちょうをプレゼント

高校生以下と65歳以上は入場無料です。また、小学生以下の来場者には、19年間続く恒例の「新作オリジナル絵本」か「じゆうちょう」がプレゼントされます（先着）。

2005年に沖縄で始まった「EXPO」はこれまでに20万人以上を動員し、「見て、体感できる体験型展覧会」として全国でも類を見ない存在となっています。

年に一度、この時期だけ扉が開くEXPOの世界を、ぜひ体感してみてはいかがでしょうか。