北海道札幌市中央区の都市型水族館「AOAO SAPPORO」で、2025年10月9日(木)〜2026年1月21日(水)まで、特別企画展「恐竜と海の物語展」が開催されます。
太古から現代へとつながる生命の歴史を体感することをテーマとした企画展です。
日本が誇る恐竜「むかわ竜」が再登場
本企画展の目玉は、2019年に新属新種として発表された全長約8mの恐竜「カムイサウルス」(通称「むかわ竜」)の全身復元骨格です。この貴重な恐竜化石が、2023年以来AOAO SAPPOROに再登場します。
4階エントランスと6階ペンギンエリア、グリーンルームで展示され、日本が世界に誇る恐竜化石を見ることができます。また、2026年春にリニューアルオープン予定の穂別博物館の紹介展示も同時に実施されます。
札幌発見の新種クジラ化石を初公開
5階ライブラリーアクアリウムでは、札幌で発見され2025年8月に新種として命名された「サッポロクジラ」の背骨の化石が公開されます。この展示は期間終了後も常設展示として継続される予定です。
写真家・石川直樹氏監修の地球の歴史展示
ナビゲーターを務めるのは世界中を旅し、昨年には14座ある8,000m峰すべてに登頂したことで知られる写真家の石川直樹氏。
ヒマラヤがかつては海だったことを楽しく学ぶことができるイラストとともに、穂別博物館のアンモナイトの化石も特別展示されます。
2025年6月誕生のペンギンの雛の成長記録を公開
「ザ・ペンギンストーリー」では、2025年6月にAOAO SAPPOROにて誕生したキタイワトビペンギンの雛「シャリ」と「シベチャ」の成長記録を、水族館スタッフがつづった写真アルバムとして公開します。生物担当スタッフ手作りのアルバムで、雛たちの成長の様子を見ることができます。
恐竜とクジラ、いずれも北海道の地から見つかった生命の証が、札幌の中心地で同時に鑑賞できる貴重な機会です。親子で太古のロマンと生命の神秘を体感しに、おでかけしてみてはいかがでしょうか。
■特別企画展「恐竜と海の物語展」
開催期間:2025年10月9日(木)〜2026年1月21日(水)
時間:10:00〜22:00(最終入館21:00)
場所:AOAO SAPPORO
所在地:北海道札幌市中央区南2条西3丁目20番地 moyuk SAPPORO 4階