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4万年前の世界を体感!上野で"氷河期展"開催 夜間開館&クロマニョン人の頭骨展示も

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最新の情報は公式HPなどでご確認ください。

東京都台東区の国立科学博物館で、2025年7月12日(土)〜10月13日(月・祝)まで、特別展「氷河期展 〜人類が見た4万年前の世界〜」が開催されています。

氷河期のメガファウナや人類の歩みを、実物標本や体験展示で学べる親子におすすめの展覧会です。

もくじ

夜間開館でゆったり見学できる

8月8日(金)〜17日(日)と10月10日(金)〜13日(月・祝)の期間は、19:00まで夜間開館が実施されます。混雑が予想される夏休みの期間に、ゆっくりと鑑賞できる良い機会です。暑さがやわらぐ夕方からのおでかけにもおすすめです。

貴重なクロマニョン人の頭骨を見比べよう

現在展示されている「クロマニョン1号」の実物の頭骨は、9月7日(日)までの展示となります(日本国内での再公開予定は、現時点で発表されていません)。

この頭骨は、生前にすでに歯を失っていたとされ、「老人」とも呼ばれています。頭骨には、埋葬の際に用いられた赤色顔料「レッドオーカー」が塗布されており、当時の埋葬文化を知る上で重要な資料です。

9月9日(火)からは、日本で初公開となる「クロマニョン2号」の実物の頭蓋骨が展示されます。こちらも日本国内では初の公開となります。

「クロマニョン2号」の頭蓋骨は、1号と比べて小型で華奢な形状が特徴で、額には斧によるものとされる傷跡が確認されており、人類の生活環境や社会状況の一端をうかがい知ることができます。

「クロマニョン1号」「クロマニョン2号」は、いずれも学術的に重要な資料です。展示の入れ替わりを機に見比べてみるのもおもしろいでしょう。

巨大動物と体験展示も充実

クロマニョン人の頭骨以外にも、氷河期のメガファウナ(巨大動物群)やネアンデルタール人の実物頭骨が展示されています。

また、日本三大絶滅動物であるナウマンゾウ、ヤベオオツノジカ、ハナイズミモリウシの展示もあります。

さわって学べる体験コーナーも

会場内には、氷河期の動物の毛皮や歯に実際にふれられる体験型展示も用意されています。目で見るだけでなく、手でふれることでよりリアルに氷河期の世界を体感できます。

展示にちなんだ特別メニューも

国立科学博物館地球館2階のレストラン「ムーセイオン」では、展示テーマにちなんだ特別展記念メニューを提供しています。特別展記念プレート(2,400円)やキッズマンモスプレート(1,400円)、パッションフルーツのムース ココナッツブラマンジェ(900円)が楽しめます。

4万年前の壮大な世界を体験できる特別展に、ぜひ足を運んでみませんか。小中高生は600円、未就学児は無料で入場でき、夏休みの自由研究にもぴったりな学習機会です。

■「氷河期展 〜人類が見た4万年前の世界〜」概要
開催期間:2025年7月12日(土)〜10月13日(月・祝)
時間:9:00〜17:00(入場は16:30まで)、夜間開館日は19:00まで(入場は18:30まで)
場所:国立科学博物館(東京・上野公園)
料金:一般・大学生 2,300円、小中高生 600円、未就学児無料
所在地:東京都台東区上野公園7-20

公式サイト
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