宮城県仙台市の「仙台うみの杜水族館」で、2025年7月19日(土)〜8月31日(日)まで、『蟹祭<カーニバル>』が開催されます。
開館10周年を記念した夏の特別企画で、個性豊かな50種類以上のカニが大集合する特別展「蟹展」をはじめ、さまざまなプログラムが楽しめます。
50種類以上のカニが集まる特別展
特別展「蟹展」では、日本国内だけでなく世界中に生息する多種多様なカニを、特別展示室と常設展示をあわせて50種類以上が展示されます。
擬態が得意な「モクズショイ」や「ゼブラガニ」、強い毒を持つ「スベスベマンジュウガニ」、貝を背負って隠れる「カイカムリ」、海底をすばやく動く「アサヒガニ」や「ヤマトカラッパ」など、特徴的な能力や体のつくりを持つカニ25種類以上が、特別展示室で見られます。
常設展示では、熱帯から極地、陸上から海水・淡水域まで、さまざまな環境に適応して暮らすカニたちを、館内の各ゾーンでその生息環境にあわせて展示します。
ハサミの形でわかるカニの特徴
今回の展示では、カニの種類をハサミの形ごとに分けて紹介しています。
カミソリ型、缶切り型、万能型、スプーン型、トング型など、ハサミの形を見るだけで、そのカニがどんな環境で暮らし、何を食べ、どのようにハサミを使っているのかがわかるユニークな解説板も設置されます。
カニになりきって楽しむプログラム
展示をより楽しめるように、館内のカニを探す「カニ探しカード」や「カニおめん」を使って、カニになりきって体験できるプログラムも用意されています。
「カニ探しカード」は、カードに載っている16種類のカニの中から、展示されていない1種類を探し当てるゲームです。正解した方には「カニコレクションカード」が1枚プレゼントされます。
夏の特別イベントも盛りだくさん
蟹祭の期間中は、土日祝日限定で水族館ならではのゲームが楽しめる「うみの杜縁日」や、平日には一部水槽の照明を落として夜の魚たちを観察できる「うみの夜すいぞくかん」など、夏らしいイベントも開催されます。
さらに、浴衣や甚平で来館した方には素敵なプレゼントも用意されています。
学びにつながる特別企画
7月19日(土)・20日(日)には、さかな芸人ハットリさんによる楽しく学べるお魚ライブ、8月9日(土)には生物ライターの平坂寛さんを招いたスペシャルトークショーも行われます。
また、飼育スタッフがさまざまな疑問に答える「Q&Aコーナー」では、今年は過去の質問と回答を学習したAI飼育スタッフが水族館公式アプリに登場し、来館者の疑問に答えてくれます。
バンドウイルカの赤ちゃんも話題
2025年5月に生まれたバンドウイルカの赤ちゃんについて学べる「すくすくレクチャータイム」も実施されます。
さらに、アシカやバードによる赤ちゃん誕生と開館10周年を祝うミニパフォーマンスも楽しめます。
バンドウイルカの赤ちゃんの愛称募集も行われ、8月31日(日)に発表される予定です。
開館10周年を迎える特別な夏の水族館で、カニの魅力をたっぷり体感してみませんか。涼しい屋内で、親子一緒に楽しく学べる絶好のおでかけスポットです。
■「蟹祭<カーニバル>」概要
開催期間:2025年7月19日(土)〜8月31日(日)
場所:仙台うみの杜水族館
料金:入館料別途必要(カニ探しカード・カニおめん300円)
所在地:宮城県仙台市宮城野区中野4丁目6