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【今日は何の日】5月28日は「世界カワウソの日」!特別イベント&会える場所&豆知識

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最新の情報は公式HPなどでご確認ください。

2025年5月28日(水)は「世界カワウソの日」。そこで今回は、記念日にちなんで行われる特別イベントをはじめ、カワウソに会えるおすすめスポット情報、さらに、カワウソの種類や取り巻く環境などもご紹介します。

「世界カワウソの日」をきっかけに家族みんなでカワウソを見に行ったり、カワウソについて学んでみませんか♪

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

もくじ

「世界カワウソの日」ってどんな記念日?

毎年5月の最終水曜日は「世界カワウソの日」。絶滅の危機に瀕するカワウソたちの現状を広く伝え、保全への意識を高め、保護活動への理解を深めるために「国際カワウソ保護基金(IOSF:International Otter Survival Fund)」が定めた記念日です。

記念日(および周辺日)には、世界各国の動物園、水族館、保護団体などがカワウソに関する特別展示、トークイベント、ワークショップ、募金活動、カワウソの生態や直面している問題について学べるさまざまな啓発イベントを開催しています。

カワウソのなかでも特に人気の「コツメカワウソ」は、その愛らしい姿の裏で、ペット目的の深刻な密猟や違法な国際取引により野生での数を大きく減らしており、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで絶滅危惧種のひとつ「危急種」に指定されています。

「世界カワウソの日」は、カワウソたちの未来のために、私たちが正しい知識を持ち、関心を寄せ、できることを考えるきっかけを与えてくれる大切な日なのです。

カワウソにはどんな仲間がいる?

世界に生息するカワウソは全13種。そのうち、現在日本の水族館で飼育されているのは「コツメカワウソ」「ツメナシカワウソ」「ユーラシアカワウソ」「カナダカワウソ」の4種類です。

【水族館の人気者】コツメカワウソ

水族館でよく見かける「コツメカワウソ」は、体長は約60〜90cmとカワウソの仲間のなかで1番小さい種類です。小ささと愛くるしい表情で大人気ですね。

名前の通り、指の先にあるとても小さな爪(つめ)が特徴です。手先がすごく器用で、石で遊んだり、貝の殻を割ったりするのが得意なんです! 

【野生の場合】
インドから東南アジアにかけての川や沼地、水田、沿岸部のマングローブ林や汽水域などの水辺と、その近くの陸上に生息しています。エサをとるときや移動は主に水中、睡眠や休息は陸上と、行動に合わせて場所を使い分けています。

家族や仲間と群れを作って暮らしていて、とっても社交的です。鳴き声も豊かで、おしゃべりしているようにも見えます♪

【食べもの】
主な食べ物はカニや貝などの甲殻類ですが、生息する場所によって、小さな魚、エビ、カエル、ザリガニ、昆虫なども食べます。器用な手先と小さな爪を使い、泥の中や岩の隙間から獲物を探します。

【日本では2施設だけ】ツメナシカワウソ

「ツメナシカワウソ」は、名前の通り、前足の指に爪がほとんどない(後ろ足には小さな爪あり)か、あってもとても小さい点が特徴です。指は長く器用で、水かきもついていますが、コツメカワウソほどは発達していません。

体毛は濃い茶色で、のどから胸、顔の一部が白くなっています。カワウソの仲間のなかでは比較的大きな種類で、体長は約80cm〜1m、しっぽも合わせると1mを超える個体も!

日本では、三重県の「伊勢シーパラダイス」、高知県の「高知県立のいち動物公園」で飼育されています。

【野生の場合】
主にサハラ砂漠よりも南のアフリカ大陸に広く生息しています。川や湖、沼地、湿地といった淡水の水辺を好みますが、河口付近の汽水域や、岩場の多い海岸線など、海の近くで生活していることもあります。

巣は、水辺の茂みの中や、大きな木の根元、岩の下の隙間、ほかの動物が使っていた古い巣穴などを利用して作ります。エサを探すときは主に水中で活動し、陸上では休息したり、体を乾かしたり、巣穴で眠ったりします。

普段は単独で行動することが多いですが、母親と子供たち、繁殖期のペアなど、5頭以下の小さなグループで見られることもあります。

【食べもの】
主食のカニのほか、カエル、ザリガニなどの甲殻類、昆虫、魚なども食べます。時には鳥や小さな哺乳類を捕まえることも!

爪のない器用な前足は、指先の感覚も非常に鋭く、濁った水の中や泥の中、岩のすき間に隠れている獲物も探り当てます。さらに、硬い甲羅を持つカニや貝も、手先を巧みに扱い、岩に打ち付けて割って食べることもあります。歯も丈夫で、硬い獲物の殻を噛み砕いてしまうほど!

【泳ぎが大得意】ユーラシアカワウソ

「ユーラシアカワウソ」は、名前の通り、ヨーロッパからアジアにかけての非常に広い地域に住んでいる仲間で、別名「ヨーロッパカワウソ」とも呼ばれています。

カワウソのなかでも中型からやや大型の種類で、体長は約55〜80cmくらいあり、太くて長いしっぽも合わせると1mを超える個体も! 体の色は一般的に背中側が茶色っぽく、お腹側は白っぽくなっています。

指の間には水かきが発達していて、さらに水中での活動に適したなめらかな流線形をしているため、水中でも動きが素早く、カワウソのなかでも泳ぎが特に得意です。

【野生の場合】
アイルランドやイギリスからヨーロッパ全域、ロシア、中東、アジアの大部分(インド、東南アジア、中国、朝鮮半島など)に至るまで、非常に広大な範囲に分布しています。

生息する環境も多様で、きれいな水が流れる川や湖、池、湿地、時には海岸線や河口の汽水域など、水辺であればさまざまな場所に適応して暮らすことができます。

基本的には単独で生活し、オスもメスも自分の縄張りを持っており、ほかのカワウソがなるべく入ってこないようにマーキングをします。繁殖期以外は、親子以外の個体が一緒にいることは少ないです。

また、夜行性のため、日中は巣穴や茂みで休んでいることが多いです。

【食べもの】
主に住んでいる地域にいる魚を捕まえて食べていますが、カエルやイモリなどの両生類、ザリガニやカニなどの甲殻類、水鳥やその卵、ネズミのような小さな哺乳類なども捕まえて食べる雑食性です。

【潜水&陸上短距離が大得意】カナダカワウソ

「カナダカワウソ」は、名前の通り、カナダやアメリカ合衆国など、北アメリカ大陸の広い範囲に住んでいるカワウソの仲間です。

カワウソのなかでは中型くらいの大きさで、体長は約60〜80cmくらい、しっぽも合わせると1mから1.3mほどになります。ユーラシアカワウソと近い仲間のため見た目も少し似ており、体の色は一般的に濃い茶色や黒に近い色で、お腹側は少し明るい色をしています。

体は細長くしなやかで、水中をスイスイと泳ぐのに適した流線形をしており、なんと水の中で最大で約8分間も息を止めて潜っていることができます! さらに、陸上でもとってもすばしっこく、短い距離なら時速約29kmで走ることも!

【野生の場合】
カナダのほぼ全域とアメリカ合衆国の非常に広い範囲に分布し、アラスカの寒い地域から、南部の暖かい地域まで、さまざまな環境に適応して暮らしています。生息する場所は、川、湖、池、沼地、湿地といった淡水の水辺が中心。さらに、河口や湾、沿岸の海など、海水の影響がある場所でも見られますが、環境汚染に弱く、徐々に生息範囲は狭まってきているそうです。

ビーバーなどが作った古い巣穴や洞穴などを利用したり、自分で少し手直ししながら生活しています。

普段は単独か、母親と子供たちからなる群れで生活することが多いですが、時には小さなグループを作ることもあります。また、とっても遊び好きなことで知られており、家族や仲間と、水辺の泥や雪の上を滑って遊んだり、石や木の枝で遊んだりする姿がよく観察されます♪

活動時間帯は、主に夜や朝夕の薄暗い時間帯です。

【食べもの】
獲物を見つけると、得意の泳ぎで水中を巧みに追いかけ、鋭い歯で捕らえます。魚のほか、カエルやサンショウウオなどの両生類、ザリガニやカニなどの甲殻類、水生昆虫、水鳥のヒナや卵、ネズミのような小さな哺乳類も捕食します。

非常に活動的で、多くのエネルギーを必要とするため、一日にたくさんの量を食べます。

【日本では見られない】オオカワウソ

「オオカワウソ」は、南米アマゾン川などの熱帯雨林に住む世界最大のカワウソです。体長は約1.5〜1.7mで、しっぽも入れると2m近くになる巨大さ! 主に魚を捕って食べますが、ワニやピラニアなども捕食することから「川のオオカミ」や「川のジャガー」とも呼ばれています。

10頭以上の大家族で暮らし、社会性が非常に高い点が特徴です。狩りも見事な連携プレーで行われ、群れで協力しながら、小型のカイマン(ワニの一種)やヘビなど、手強い獲物にも果敢に挑みます。縄張り意識も非常に強く、侵入者に対しては群れ全体で激しく威嚇し、追い払います。

多彩な鳴き声で仲間とコミュニケーションをとりながら水辺を支配していますが、残念ながら生息地の破壊や水質汚染、密猟などにより数が減っており、絶滅危惧種に指定されています。

【絶滅種】ニホンカワウソ

「ニホンカワウソ」は、かつて北海道から九州までの広い範囲に生息していたカワウソです。

しかし、毛皮目的の乱獲や、河川改修・水質汚染による生息環境の悪化、エサとなる魚類の減少など複合的な要因により個体数が激減しました。1979年に高知県須崎市の新荘川でその姿が確認されたのが最後の確実な生息情報となり、以降、確かな発見はありません。このことから、環境省は2012年にニホンカワウソを絶滅種と認定しました。

ニホンカワウソが最後に確認された高知県や愛媛県では、各県の公式レッドデータブックの評価は国に準じて絶滅としながらも、今なお目撃情報の収集や調査が行われるなど、再発見への期待が寄せられています。

両県では、その貴重な姿を伝える剥製(はくせい)が展示されており、愛媛県の「愛媛県総合科学博物館」や高知県の「高知県立のいち動物公園」などで見ることができます。

じつはラッコも仲間!

同じイタチ科カワウソ亜科の仲間。進化の過程で水中または水辺に生息するカワウソと、水中のみで生活するラッコに分かれました。ちなみに、英語でカワウソは「otter」、ラッコは「sea otter」と呼ばれます。

多くのカワウソと同様に、毛皮目的の乱獲などで大きく個体数を減らしていましたが、野生下の保全により個体数が戻りつつと言われています。

ただし、救護以外の捕獲はほとんど行われていないため、世界中の動物園や水族館では姿を消しつつあり、現在、日本の水族館で見られるのは三重県鳥羽市の鳥羽水族館にいる「メイ」と「キラ」だけとなりました。

多くの種類が「絶滅危惧種」に指定!

世界に生息する13種のカワウソのうち、2025年時点で7種が国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されています。野生のカワウソを取り巻く環境問題を知ることが、カワウソを守る第一歩になります。

「世界カワウソの日」をきっかけに、わたしたちにできることを親子で話し合ってみませんか。

【減少理由1】生息地が減ってきている

木が切られて森がなくなったり、河川の形が変えられたり、水辺が埋め立てられたりして、カワウソたちが安心して暮らせる場所がどんどん少なくなってきています。車の往来がある道に出てきて、交通事故(ロードギル)にあってなくなるカワウソもいます。

【減少理由2】水質汚染で食べ物が減ってしまう

工場や家庭からの流れ出る排水で川や海の水が汚れてしまうと、カワウソの大切なごはんである魚やカニそのものがいなくなったり、汚染された生きものを食べてしまうことで病気になったりすることもあります。

【減少理由3】毛皮やペット目的による乱獲&漁業被害による駆除

カワウソの上質な毛皮を目的とした密猟や、ペットにする目的で捕まえるなどの乱獲も原因のひとつです。密輸中に命を落とす子供のカワウソや、カワウソの親を犠牲にして子供のカワウソを捕まえることもあります。

また、魚やエビ、カニなども食べることから、漁業の現場では“害獣”として扱われ駆除の対象になっていることも。

記念日を制定した「国際カワウソ保護基金」をはじめ、日本の「日本アジアカワウソ保全協会」など、カワウソを守るために活動している団体が世界中にいます。どんな活動をしているのか、親子で一緒に調べてみるのもおすすめです。

日本アジアカワウソ保全協会 公式サイト(外部サイト)

カワウソはペットとして飼える?

2019年11月26日、ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)の附属書改正が発効し、「コツメカワウソ」と「インドカワウソ」が新たに附属書Iに掲載され、これらの種の国際取引が原則禁止となりました。

これにより、既に附属書Iに掲載されていたほかのカワウソの仲間に加え、ペットとしての人気が高まっていたこれらの種の保護が一層強化されました。

この国際的な動きを受け、ワシントン条約の締約国である日本国内においても、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」に基づき、2020年2月1日からコツメカワウソとインドカワウソは「国際希少野生動植物種」に指定されました。

これにより、これらの種は、有償・無償や個人・事業者を問わず、原則として国内での譲渡し等(例:販売、頒布、譲渡し、譲受け、貸付け、借受けなど)が禁止されています。

ただし、規制適用前から適法に飼養等され、所定の登録が完了している個体については、一定の条件下での譲渡し等が可能な場合がありますが、新規にこれらの種をペットとして迎えたり、未登録の個体を譲り渡したりすることは原則としてできません。

条件を満たす個体は、一般的なペットショップで取り扱っているのはごく稀であり、ペットとして飼うことは非常に難しいといえます。


全国「世界カワウソの日」特別イベント!

全国の水族館や動物園で開催される「世界カワウソの日」にちなんだ特別イベントをピックアップ! “カワウソの臭い”が体験できる貴重な体験や限定グッズなども登場します。お見逃しなく!

【兵庫県】カワウソのトークタイム〜かわいいだけじゃ守れない〜

兵庫県神戸市にある「AQUARIUM×ART atoa(アトア)」で、2025年6月22日(日)まで、期間限定「カワウソのトークタイム〜かわいいだけじゃ守れない〜」が開催中です。

普段なかなか見ることのできないカワウソの動画や写真などを大画面で見ながらを、カワウソについて理解を深めていく内容。「かわいい」と思う気持ちは大事にしながらも、かわいい以外の情報にも目を向け、「飼いたい」存在ではなく「守りたい」存在への意識変容を目指すイベントです。

コツメカワウソに関する意識調査アンケートに協力すると、数量限定のアトアオリジナル「世界カワウソの日限定ポストカード」がもらえます。

さらに、人気の「魚朱印」に、世界カワウソの日限定デザイン「コツメカワウソ」(400円)が期間限定で登場しているほか、大人気グッズ「コツメカワウソのうちわ」(700円、なくなり次第販売終了)が、写真を一新して再登場しています♪

【東京都】世界ペンギン・カワウソの日2025 in サンシャイン水族館

東京都豊島区にある「サンシャイン水族館」では、2025年6月1日(日)まで「世界ペンギン・カワウソの日 2025 in サンシャイン水族館」が開催中です。

「世界カワウソの日」に合わせて、カワウソの生態や体のつくりに関する解説パネルのほか、野生下でカワウソが直面している環境問題について紹介しています。カワウソが抱える問題を通じて、「今、自分にできること」を考えるきっかけとなる展示内容です。

さらに、「展示物・体験コーナー」では、昨年も好評だったカワウソの臭いが体験できる「クンクンBOX」が再登場! 強烈で独特な臭いを親子で体験してみましょう♪

【三重県】世界カワウソの日2025特別企画「カワうそ?ほんと?!シーパラクイズ!!」

三重県伊勢市にある「伊勢シーパラダイス」では、2025年6月1日(日)まで、世界カワウソの日2025特別企画「カワうそ?ほんと?!シーパラクイズ!!」を開催中です。

館内各所に設置された「ウソ?ホント?」の2択クイズパネルを探し出して、正解とともに書かれた「キーワード」を集めていく体験型イベント。制限時間15分間のうちに、すべてのクイズをクリアして、キーワードをそろえると記念品がもらえます♪

最後はコツメカワウソ舎前に集合して、飼育員さんによる“ちょっとためになるカワウソトーク”とえさやり見学も楽しめます。

このイベントを詳しく見る(外部サイト)

「伊勢シーパラダイス」ツメナシカワウソと握手ができるイベントを毎日開催!

手で隙間をさぐって獲物を捕まえる、カワウソ独特の修正を利用した体験イベントで、プニプニ感触の小さな手にふれることができます

ツメナシカワウソと握手ができる、日本で唯一のスポットです♪

【東京都】クイズパネルの展示/キーパーズトーク

東京都日野市にある「多摩動物公園」では、2025年6月3日(火)まで、カワウソクイズにチャレンジできる「クイズパネルの展示」を開催中です。

意外に知られていないカワウソの生態や野生での状況に関する「〇×クイズ」パネルが設置してあり、カワウソについて楽しく学べます。

さらに、2025年5月28日(水)14時からは、飼育担当による特別ガイド「キーパーズトーク」も実施されます。

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【神奈川県】カワウソはおったー(Otter)

神奈川県横浜市にある「よこはま動物園ズーラシア」では、2025年6月2日(月)まで、パネルガイド「のぞいてみようカワウソのひみつ」が開催中です。

ユーラシアカワウソ展示場周辺に、カワウソの生態や現状についての解説パネルが展示されています。

このイベントを詳しく見る(外部サイト)
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横浜「よこはま動物園ズーラシア」完全ガイド 最新情報&割引も

【大分県】ウソ?ホント?カワウソ○×クイズ

大分県大分市にある「大分マリーンパレス水族館 うみたまご」では、2025年5月28日(水)まで、誰でも自由に参加できる「ウソ?ホント?カワウソ○×クイズ」を実施中です。

各日10時45分から屋外2階の「カワウソ展示水槽」で、カワウソにまつわる問題が○×クイズ形式で出題されます。全問正解すると、カワウソの“手形・足形スタンプカード”がプレゼントされます♪

このイベントを詳しく見る(外部サイト)

カワウソに会える全国のおすすめ水族館&スポット

全国にある水族館や動物園のなかから、カワウソを見ることができるスポットをピックアップ! イベントを実施しているところもあります。お気に入りのスポットへおでかけしてみてくださいね♪

※現在飼育されていない生きものが掲載されている写真もあります

【北海道】新さっぽろサンピアザ水族館

北海道札幌市にある「新さっぽろサンピアザ水族館」では、コツメカワウソがエサを食べる様子を目の前で観察できる「もぐもぐタイム」を、館内2階で1日2回開催しています。

【岩手県】盛岡市動物公園ZOOMO

岩手県盛岡市にある「盛岡市動物公園ZOOMO」には、盛岡市とカナダのビクトリア市が姉妹都市であることから、1989年(平成元年)の開園時に寄贈されたカナダカワウソが暮らしており、北アメリカに生息する動物を展示しているエリア「ビクトリアエリア」で見ることができます。

動物たちの体のつくりや行動についてのガイドを聞きながら、エサを食べる様子を観察できる「夏の食事観察・冬の食事観察」が、2025年6月15日(日)、12月13日(土)、2026年1月4日(日)、1月31日(土)、2月23日(月・祝)に行われます。

さまざまな形のおやつ箱を使い、好奇心の強いカナダカワウソの行動レパートリーを引き出す飼育の工夫を見ることができますよ。

【福島県】アクアマリンふくしま

福島県いわき市にある「アクアマリンふくしま」の「わくわく里山・縄文の里」エリアには、国内有数の規模を誇るユーラシアカワウソの展示水槽があります。

2012年に絶滅宣言がなされたニホンカワウソですが、いわき市内の縄文時代の遺跡からも骨が出土しており、ニホンカワウソと遺伝的に大変近く、外見的な類似性も高いことからユーラシアカワウソを展示しています。

「フィーディングタイム」が1日2回実施されており、えさを食べているところはもちろん、昼間は寝ていることが多いユーラシアカワウソが活発に泳ぐ姿も見ることができます。

【埼玉県】狭山市立智光山公園こども動物園

埼玉県狭山市にある「狭山市立智光山公園こども動物園」では、10頭のコツメカワウソ(リオ&モモファミリー)が暮らしています。

2025年3月までにぎやかに生活していたリオ&モモファミリーですが、4月からは繫殖制限のため、「リオ率いるオス群れ」「モモ率いるメス群れ」「アキ&シズク」の3グループにわけて展示されています。おでかけ前の展示スケジュール確認がおすすめです。

コツメカワウソの展示スケジュールについて(外部サイト)

【千葉県】市川市動植物園

千葉県市川市にある「市川市動植物園」では、毎週日曜と祝日の13時30分から、コツメカワウソがエサを食べる様子を観察できる「どうぶつたちのパクパクタイム」を実施しています。

【静岡県】下田海中水族館

静岡県下田市にある「下田海中水族館」では、コツメカワウソ餌やり体験ができます。

1日2回開催される「ふれあいフィーディング体験」では、専用えさが入った先着20食限定のカプセル(500円)を購入すると、壁穴から素手でエサやり体験が楽しめます。

また、土・日・祝日に1日4回開催される「コツメカワウソフィーディング」(1,500円)は、飼育施設の中に入り、直接コツメカワウソにエサをあげてたり、サインを出せたりできる特別イベント! カメラで撮影も可能です。

各回4組(各組最大2人まで/小学5年生以上)限定のため、早めのおでかけがおすすめです。

もっと詳しい情報を見る
絶対行きたい!「下田海中水族館」徹底レポ イルカショー&ふれあいを親子で満喫

【岐阜県】世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

岐阜県各務原市にある「世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ」では、賑やかで愛らしい総勢8頭のコツメカワウソファミリーが暮らしている様子を見ることができます♪

父親「ミヤマ」、母親「サクラ」、2023年11月21日に生まれた「ゴヘイ」「モナカ」「ホオバ」、2024年10月5日に生まれた「ネオ」「イビ」「トキ」たちの水中や陸上での様子や、巣穴の中での愛らしいしぐさを観察してみましょう。

【福井県】越前松島水族館

福井県坂井市にある「越前松島水族館」では、現在8頭のコツメカワウソが暮らしています。

1日2回開催されている「カワウソのごはんタイム」(1回15分程度)では、カワウソたちの食事の様子をじっくり見ることができます。飼育員さんによる合図で、キュートなしぐさを披露してくれる時もあるそうですよ♪

【広島県】広島市安佐動物公園

広島県広島市にある「広島市安佐動物公園」では、国内に数頭しかいない中国亜種のユーラシアカワウソを飼育しています。

生きたドジョウがプールの滝から泳ぎ出てくる「エサやりタイム」が1日2回実施おり、水中でドジョウを素早く追いかけるカワウソの見事なハンティングを見ることができます♪

【広島県】宮島水族館

広島県廿日市市にある「宮島水族館」には、「カワウソプール」エリアがあり、コツメカワウソのコミカルでかわいらしい動きを間近で観察できます。2つの展示室があり、カワウソたちの「食べる・寝る・遊ぶ」様子を楽しく見ることができるように工夫がされています。

平日限定の「カワウソお食事タイム」のほか、土・日・祝日限定の「カワウソふれあいタイム」では、元気いっぱいでキュートなコツメカワウソとタッチができます♪ 参加人数に制限があり、当日15時頃に「ふれあい広場」付近に設置される予約カードを入手する必要があるため、気になる親子は早めにチェックしてみてください。

【高知県】高知県立のいち動物公園

高知県香南市にある「高知県立のいち動物公園」では、ツメナシカワウソ(ララ、ゆるり)、コツメカワウソ(ハル&メメ夫婦)、ユーラシアカワウソ(へレス)の3種を飼育しています。

3種を同時に比較してみることができる日本唯一の貴重なスポットです。外見やエサの取り方の違いなど、親子でじっくり観察してみましょう!

また、土・日・祝日の13時20分からは、エサを食べているところを見ることができる「お食事タイム」が実施されています。

【徳島県】とくしま動物園

徳島県徳島市にある「とくしま動物園」では、7頭のコツメカワウソファミリーが暮らしています。

2024年10月1日に、父親「そぼろ」と母親「てまり」の間に5つ子が生まれ、オス3頭が「海(かい)」「福」「三郎」、メス2頭は「あゆ」「こむぎ」と名付けられました。2025年1月から一般公開が始まり、2025年3月時点で、5きょうだいに会える時間は14時〜15時です。

また、園内の「温帯プロムナード」には、カワウソをいろいろな角度から観察できる「すいすいプール」があり、土・日・祝日の10時30分からは、カワウソが生きたドジョウと追いかけっこする様子も見ることができます。

ほかにも、「仙台うみの杜水族館」(宮城県)/「東武動物公園」(埼玉県)/「しながわ水族館」(東京都)/「新江ノ島水族館」(神奈川県)/「のとじま水族館」(石川県)/「海遊館」(大阪府)/「神戸市立王子動物園」(兵庫県)/「池田動物園」(岡山県)/「四国水族館」(香川県)/「虹の森公園 おさかな館」(愛媛県)/「福岡市動植物園」(福岡県)/「平川動物公園」(鹿児島県)などでもカワウソを飼育しています。

カワウソはかわいい生きものですが、そのかわいさだけでなく、この先も安全に生きていけるように、人間との関わり方について考えていく段階にあります。

その第一歩として、まずは親子で水族館や動物園に足を運んでカワウソを身近に感じてみてくださいね。

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