【2024】茨城県のおすすめ「栗拾い」スポット5選　開催時期や拾い方も

秋の味覚といえば栗！　採れたての栗は、実がふっくらとしていて表面がツヤツヤ。甘みも段違いです。

茨城県は、国内の栗の生産量1位！（※）　そこで今回は、茨城県内のおすすめ栗拾いスポットをまとめて紹介します。

栗拾いに必要な持ち物や服装、おいしい栗の見分け方なども紹介しているので、参考にしておでかけしてみてくださいね。

※農林水産省統計「くりの都道府県別収穫量割合『令和5年産　くりの収穫量』」より
※栗の生育状況などに応じて、料金や開催期間などが変更になるため、利用の際は必ず施設に問い合わせてください

茨城県は栗の収穫量全国1位！　

農林水産統計「令和5年産西洋なし、かき、くりの結果樹面積、収穫量及び出荷量」

農林水産省発表の、令和5年の「くりの都道府県別収穫量割合」によると、国内での栗の生産量は茨城県が1位という結果になりました。

茨城県は、年間を通して穏やかで、昼夜の温度差がある気候や保水性が栗栽培に適した土壌のため、笠間市やかすみがうら市、石岡市を中心に、各地で栽培されています。

笠間市では、栗の収穫が盛んになる9月後半から10月初旬に「かさま新栗まつり」を開催。生栗や焼き栗、スイーツなどの販売のほか、栗拾いや栗スイーツ作り体験など、栗をテーマにした催しが楽しめますよ。

栗拾いの開催時期はいつ頃？

栗拾いが行われるのは、栗が熟して地面に落ち始めた頃。茨城県内では例年9〜10月頃に行われています。しかし、気候によっては、9月中旬になってもまだ落ちていない場合もあるので、足を運ぶ前に、施設に状況を確認しましょう。

栗の拾い方・実の取り出し方は？

おいしい栗と出会うには、地面に落ちている栗を拾うのが鉄則！　栗は熟すと自然と地面に落ちるため、枝についているものよりも甘く、食べ頃です。

イガに入った栗を取り出す場合は足で踏んでイガを広げ、トングなどで中の実を取り出しましょう。栗を拾うときはイガを足で踏むので、スニーカーや長靴など足全体を覆う靴や、底が厚いものを着用するのがおすすめです。

栗拾いの服装や持ち物は？

栗のイガを素手でふれると痛いので、「軍手」や「トング」があったほうが便利！　軍手は人数分用意し、1枚だとイガが刺さることがあるので、2枚重ねたり、軍手の上にガーデニング用の皮手袋を着用すると刺さりにくくなります。

また、栗拾いをしている最中に、頭上から栗が落ちてくることがあるので、帽子をかぶっておいた方が安全です。栗林は蚊が多いため、虫よけ対策＆長袖・長ズボンがおすすめです。

おいしい栗の見分け方

新鮮な栗は、表皮にツヤとハリがあり、実がふっくらとしています。表面がしなびていたり、しわがあるものは、古くなっている場合が多いので、拾うのを避けた方がいいでしょう。

下記の記事では、栗拾いを楽しむためのポイントを詳しく紹介しています。「焼き栗＆ゆで栗の作り方」もあるので、チェックしてみてくださいね。

【茨城県かすみがうら市】大和栗園

常磐自動車道「千代田石岡IC」から車で約5分の場所にある「大和栗園」は、利平やぽろたん、筑波など、多数の品種を栽培する栗拾い専門の観光農園です。

2024シーズンは、9月8日（日）から栗拾いを実施。栗拾いは、収穫した量によって料金が決まる「量り売り制」を採用しています。入園料とともに、1kgあたり1,000円で持ち帰りでき、時間制限は設定されていないので、のんびりと栗拾いを楽しめますよ。

圧力釜で焼き上げる絶品焼き栗！

園内では、圧力釜で焼き上げる”焼き栗”（有料）を提供！　栗の甘みをダイレクトに感じられるので、ぜひ、親子で味わってみてくださいね。

また、栗の皮むき（有料）も行っているので、すぐに調理をしたい場合や、皮むきが苦手な人でも安心ですよ。

【茨城県かすみがうら市】からたち園

霞ヶ浦と筑波山の水と緑に囲まれた、のどかな農園「からたち園」は、梨や栗、芋を有機機肥料を使用した減農薬栽培をしています。

2024年シーズンは、9月21日（土）〜10月上旬ごろまで栗拾いを実施。入園料のほかに収穫した栗を1kgあたり600〜1,000円で販売しています。栗拾いは、10時〜12時までの時間帯で収穫可能。

園内では、栗拾いに必要なトングやバケツを無料で貸し出ししています。子供連れでおでかけする場合は、軍手や帽子、虫除けスプレーを持参しましょう。

周辺には歴史を感じられるスポットも！

栗拾いを楽しんだあとは、近隣の観光＆レジャースポットに足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。「からたち園」から車で約10分の場所にある「常陸風土記の丘」は、自然と歴史を感じられる空間が広がるスポットです。

古代から近世までの民家が忠実に再現されたエリアや、鹿の子遺跡から発掘されたさまざまな建物を展示し、当時の人々の生活を垣間見れますよ。

さらに、「獅子頭展望台」には、石岡のおまつりに巡行する”獅子頭”を高さ14mの巨大サイズで設置。「ちびっ子広場」には、遊具もあるので、親子でのんびりと過ごせます。

【茨城県かすみがうら市】かやば観光農園

茨城県かすみがうら市にある「かやば観光農園」は、秋の味覚狩りが楽しめる観光農園です。

8月中旬〜10月中旬の約2カ月間、梨やぶどう狩り、栗拾いを楽しめます。栗拾いは、例年、9月中旬から開催。入園料を支払った後、丘の上の高台へ移動し栗拾いを開始します。収穫した栗は、1kgあたり600円〜購入できます。

なお、栗拾いは、生育状況や気象状況によって開催期間が変更になる場合があるので、おでかけ前に問い合わせてみてくださいね。

【茨城県かすみがうら市】福田グリーン農園

常磐高速道路「土浦北IC」から車で約15分の場所にある「福田グリーン農園」は、梨や巨峰、柿、栗など、秋に旬を迎える果物の収穫体験ができる果樹園です。

約7万平方メートルの敷地内には、バリアフリー設計の果樹園をはじめ、売店、休憩所、バーベキューコーナー（2024年は休止）があり、果実狩りやアウトドア体験が楽しめます。

例年、9月上旬〜10月中旬まで栗拾いを開催。約2万平方メートルの栗園では、早生から晩生まで、さまざまな品種の栗を栽培しています。栗拾いは、入園料に加え、1kgあたり1,100円の計り売り制。園内では、焼き栗の試食サービスもあるので、ホクホクの栗を親子で味わってみてはいかがでしょうか。

栗拾い＆旬のフルーツ狩りが同時に楽しめる！

園内では、栗拾いと同時に、梨やぶどう、柿狩りも開催しています。フルーツ狩りも収穫量に応じて支払う重量制なので、お気に入りの品種を見つけて、秋の味覚を堪能してくださいね。

【茨城県かすみがうら市】石毛果樹園

常磐高速道路「土浦北IC」から車で約5分の場所にある「石毛果樹園」は、秋の味覚を堪能できる果樹園です。

2024シーズンは、9月7日（土）〜10月20日（日）の土日祝日限定で栗拾いを実施しています。約6,000坪の栗園では、丹沢や大峰、国見、紫峰（しほう）、筑波、石鎚（いしづち）など早生から晩生まで、さまざまな品種を栽培。自然を満喫しながら栗拾いを楽しめます。

入場料は、大人500円、子供400円、幼児300円。拾った栗は1kgあたり1,000円で持ち帰りできますよ。

栗拾いに便利なカゴやトングの貸し出しも行っているので、手ぶらでおでかけしても安心です。

巨峰食べ放題のぶどう狩りも同時開催！

園内では、ぶどうの王様とも言われる「巨峰」を栽培しています。栗と同時期に旬を迎える巨峰を食べ放題で楽しめるので、ぜひ、親子で味わってみてくださいね。

【茨城県笠間市】笠間クラインガルテン

北関東自動車道「笠間西IC」から車で約10分の場所にある「笠間クラインガルテン」は宿泊施設付きの滞在型農業体験施設です。

年間利用できる市民農園をはじめ、週末などを利用し園内の施設で宿泊をしながら農業体験を楽しむなど、住居とは別に、第二の拠点として過ごせる場所です。

施設内では、年間を通して季節のイベントを開催。2024年9月1日（日）〜10月20日（日）の期間は「栗拾い体験」を実施しています。入場料のほか、拾った栗は1kgあたり1,000円で持ち帰り可能。日本一の栗の生産地で、秋の味覚を楽しめますよ。

バーベキュー場やレストランも完備！

施設内には、笠間の自然を感じながらバーベキューを楽しめる屋外施設を完備しています。食材やバーベキューに必要な道具を持ち込む「持込みフリープラン」（一炉 2,000円、利用料1人200円）。食材は、地元食材や食材加工品などを販売する売店で購入できるので、ぜひ親子で地元生産者が育てた野菜や山菜、きのこを味わってみてくださいね。

また、新鮮野菜を使用した食事が楽しめるレストランもあるので、栗拾いの前後に利用してみてはいかがでしょうか。

いずれの施設も、木〜日曜のみの営業なので、週末のおでかけにもおすすめですよ♪

自然に囲まれた環境で楽しめる「栗拾い」は、休日のリフレッシュにもぴったり！　粒の大きい新鮮な栗はどんどん拾われてしまうため、おいしい栗をゲットするなら午前中にでかけるのがおすすめです。