3月は、保育園や幼稚園の卒園、そして小学校への入学を控えた節目の季節。期待に胸を膨らませる反面、「お友達はできるかな?」「学校ってどんなところ?」と親子でちょっぴりドキドキしている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、現役ママであり絵本作家としても活動するもとよしともこさんに、卒園・入学のお祝いにぴったりな絵本10選を教えてもらいました!
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選者プロフィール:もとよしともこ
秋田県出身、東京都在住。コピーライターやライターを経て、現在は会社員として働きながら2児を育てるママ絵本作家。「第24回えほん大賞ストーリー部門大賞」を受賞し、2024年に「ふりすぎちゅうい」(文芸社)でデビュー。最新作は「はねうまタクシー」(世界文化ワンダーグループ)。
【おすすめ1】ぼくのがっこう(鈴木のりたけ PHP研究所)

「学校ってどんなところ?」そんな疑問に答える、ワクワクが詰まった一冊。普通の学校とはちょっと違う、ユニークな風景が次々と登場します。親子で楽しく学校生活を想像してみて!
もとよしさんからのおすすめコメント
「こんな学校があったらいいな」という想像力をかき立てられる一冊! どの絵も細かく書き込まれていて、見るたびに発見があります。 実際に、私の子供も毎回食い入るように読んでいますよ!
【おすすめ2】がっこうだって どきどきしてる(アダム・レックス/作、クリスチャン・ロビンソン/絵、なかがわちひろ/訳 WAVE出版)

新しく建ったばかりの学校が、初めてやってくる子供たちを前に不安を感じたり、戸惑ったりする様子をユーモラスに描きます。 視点を変えることで、学校という場所がぐっと身近に感じられる物語です。
もとよしさんからのおすすめコメント
子供達を受け入れる「学校」視点で描いた絵本は珍しいはず。 学校だっていじわるを言われたら不機嫌になったり、仕返しをしたりするんだなと親しみが持てました。 読んだ後に学校に会いに行きたくなる一冊です。
【おすすめ3】がっこうに まにあわない(ザ・キャビンカンパニー あかね書房)

朝寝坊してしまった!「学校に間に合わない!」と焦る主人公の男の子。全速力で駆け抜けるいつもの通学路が、焦りとともにまるで迷宮や冒険の舞台のように変化していきます 。にぎやかでハッピーな世界観にドキドキがとまらない!
もとよしさんからのおすすめコメント
遅刻した主人公の焦りが、いつもの通学路をこんなにも変化させるなんて! ページをめくるたびに、ハラハラドキドキの展開が待っています。ザ・キャビンカンパニーさんの画力に圧倒されます 。
【おすすめ4】あしたがっこうへいくんだよ(ミルドレッド・カントロウィッツ/文、ナンシー・ウィンスロー・パーカー/絵、せたていじ/訳 評論社)

入学を翌日に控えた男の子の、揺れ動く心の機微を丁寧に描いた作品です。楽しみだけど、なんだか眠れない 。そんな不安を、お気に入りのぬいぐるみのウイリーに語りかけることで乗り越えようとします 。静かに心に寄り添い、新しい一歩を優しく応援してくれる一冊です 。
もとよしさんからのおすすめコメント
入学前夜、ドキドキする男の子の気持ちがじんわりと伝わってきます。緊張をほぐすかのように、ぬいぐるみのウイリーに語りかける様子が愛らしい。きっと子供達もこんな気持ちで新生活を迎えるんだと気づかされました 。
【おすすめ5】だいじょうぶ!いちねんせい(大木あきこ 新日本出版社)

「お友達ができるかな?」「給食は全部食べられるかな?」期待よりも不安が勝ってしまう女の子・ゆなちゃんの成長物語 。小学校生活での具体的な戸惑いや喜びがリアルに描かれており、読み進めるうちに「自分もきっと大丈夫!」と勇気をもらえるはず。
もとよしさんからのおすすめコメント
主人公のゆなちゃんと同じように、新生活に緊張したり、不安を感じるお子さんはたくさんいるはず。ママやパパもこの絵本を通じて、学校生活の追体験ができると心構えができるかもしれませんね。
【おすすめ6】わすれぽんたくん(柴田ケイコ PHP研究所)

忘れものが多い男の子、ぽんたくんが主人公の物語。ある日、忘れものをしたときにいつも助けてくれるまもるくんが、忘れものをしていることに気づいたぽんたくん。さて、彼はどうするのでしょうか?
子供の失敗をつい怒りたくなっちゃいそうなママパパこそ必読の1冊です。
もとよしさんからのおすすめコメント
どんなに忘れ物をしても、明るく笑い飛ばせるのが、ぽんたくんのいいところ!トラブルが起きても、前向きでいたら解決できる。そんな大らかな気持ちで入学を迎えてほしいと思いながら読みました。ちなみにモデルは、作者である柴田ケイコさんの息子さんなのだそう。
【おすすめ7】あいさつ団長(よしながこうたく 好学社)

転校生のサムソンくん。慣れない日本語で一生懸命、あいさつをして、クラスの人気者になる彼のことが面白くない番長たちはある作戦を立てますが…。
あいさつの大切さや食育、思いやりについて笑って学べる「給食番長」シリーズの博多弁バイリンガル絵本です。
もとよしさんからのおすすめコメント
転校生のサムソンくんがやってきたことから始まる、1年2組のバタバタ劇! 子供たちが引き起こす、突拍子のない行動の数々に思わず吹き出してしまいました。あいさつの大切さも、きちんと教えてくれる絵本です。
【おすすめ8】となりのせきのますだくん(武田美穂 ポプラ社)

「となりの席のますだくんが怖くて、学校へいけない」と悩むみほちゃんの繊細な心理を描いたロングセラー。人間関係に悩み、それでも一歩踏み出す勇気について、大人も子供も読んでほしい作品です。
もとよしさんからのおすすめコメント
学校にはコミュニケーションが不器用な、ますだくんのような子もいるはず。完全にはわかりあえないかもしれないけど、仲良くなれることもある。そんな希望を感じさせてくれる物語ですよ。
【おすすめ9】しゅくだい(いもとようこ, 宗正美子 岩崎書店)

「こんな宿題があったらいいな!」と思わずにはいられない、いもとようこさんの温かな貼り絵で描かれたロングセラーです 。
先生が出した宿題は、なんだか恥ずかしいけれど、ちょっぴりワクワクしちゃう特別な内容。心にじーんと響く優しい物語は、毎日宿題を頑張る小学生や大人にも読んでほしい、魅力あふれる一冊です 。
もとよしさんからのおすすめコメント
子育て中のママパパなら、誰もが心当たりがあるはず。簡単に終わるはずの「しゅくだい」が、なかなか終わらない状況を見ていて切なくなりました。親としても考えさせられる一冊です。
【おすすめ10】あんなにあんなに(ヨシタケシンスケ ポプラ社)

「あんなに欲しがってたのに」「あんなに小さかったのに」。日常にあふれるたくさんの「あんなに」のなかで成長していく子供と、それを見守る大人の切なくも温かい視線を描きます。親子はもちろん、昔子供だったすべての人に読んでほしい絵本です。
もとよしさんからのおすすめコメント
最後は卒業・入学という節目を迎える、ママパパ向けの一冊。子供とのささやかな日常が積み重なるように描かれていて、思わず「わかる!」と頷いてしまうシーンばかり。クスッと笑えて、ホロっと泣ける名作です。
いかがでしたか? 新しい門出を迎える今の時期、絵本を通じて親子で「新しい生活」のイメージを膨らませてみてくださいね。きっと、不安がワクワクに変わるはずですよ。




