大阪市立自然史博物館で恐竜絶滅の謎に迫る「大絶滅展」開催　世界初公開の情報が満載

大阪府大阪市東住吉区の「大阪市立自然史博物館」で、2026年7月17日（金）〜10月12日（月・祝）まで、特別展「大絶滅展-生命史のビッグファイブ」が開催されます。

地球の生命史の中で起きた5回の大量絶滅に迫る展覧会で、化石や岩石から生き物たちの進化の歴史を辿ることができます。

生命40億年の歴史を体感

生命が誕生してから40億年、地球上では何度も生命の危機が訪れました。その中でも規模の大きかった5回の「大量絶滅」事変は、通称「ビッグファイブ」と呼ばれています。

本展では、化石や岩石に残されたさまざまな証拠から、これらの大量絶滅の謎を紐解きます。

小惑星の衝突や火山活動、時には生命活動そのものが引き金となった大量絶滅は、一見生命の危機に思えますが、じつは生命の繁栄を促した現象でもありました。

絶滅したグループに代わり、新たなグループが繁栄することで、生命の多様性は増加してきたのです。

世界初公開の調査結果を含む貴重な標本

本展では、国立科学博物館の古生物研究者と火山研究者が協力し、最新研究を紹介します。

モロッコでのオルドビス紀末の絶滅前の世界を垣間見ることができる「フェゾウアタ化石群」や、デボン紀の巨大魚類ダンクルオステウスなどの発掘調査も実施されました。

これらの世界初公開の調査結果をはじめ、本邦初公開となる標本や情報が満載。恐竜が絶滅した白亜紀末の大量絶滅だけでなく、他の4回の大量絶滅についても、その概要を分かりやすく学ぶことができます。

交通アクセス良好

会場となる大阪市立自然史博物館は、Osaka Metro御堂筋線「長居」駅から徒歩約800メートル、JR阪和線「長居」駅から徒歩約1キロメートルと、公共交通機関でアクセスしやすい立地です。

開館時間は9時30分から17時まで（入場は16時30分まで）で、月曜日が休館日となります（祝休日の場合は開館し、翌平日休館）。

入場料は大人2,000円、高校・大学生1,500円、小・中学生700円で、未就学児は無料です。お得に楽しめる前売券は2026年5月中旬発売予定です。

夏休みの自由研究にもぴったりの展覧会です。親子で地球の歴史と生命の不思議に触れてみてはいかがでしょうか。