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【熱海】親子におすすめレトロ観光スポット10選 温泉・ゲーム・グルメ・無料施設も!

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関東エリアからのアクセスも良く温泉地として人気を集める静岡県・熱海。2016年にオープンした駅ビル「ラスカ熱海」など、新たな魅力も増えて、観光やお出かけで訪れる親子も多くなりました。また、最新施設だけでなく、大正や昭和の風情を楽しめる施設も豊富に残されているのも特徴です。

そこで今回は、熱海にあるレトロな趣を感じられるスポットをまとめて紹介します。普段はなかなか触れられない雰囲気に子どももドキドキわくわく! 美味しいグルメや貸し切りで利用できる温泉など、パパママもゆっくり満喫できる施設もありますよ。

もくじ

レストランフルヤ

創業50年以上の歴史がある「レストランフルヤ」。オレンジと白のテント屋根とレトなメニューサンプルの棚が目印の洋食屋です。熱海駅のロータリー沿いにあるので、電車の待ち時間などにも利用しやすいですよ。

吹き抜けのある店内はポップなカラーの壁、らせん階段、タイル張りの壁、昔懐かしいコイン占い機など、昭和の雰囲気を感じるインテリアで統一されています。エビがゴロゴロと乗った「ナポリタン」(750円)、「オムライス」(850円)、「ポークジンジャー」(1,000円)など、子どもが大好きなメニューも豊富ですよ。

1階ならベビーカーでもOK!

赤ちゃん連れならベビーカーで入店しやすい1階席を選ぶのがおすすめ。また、元気に歩ける子どもと一緒なら、珍しい螺旋階段を上る2階席を利用すると喜びますよ!


日航亭大湯

来宮駅から徒歩約10分、温泉神社の斜め向かいにある昭和16年に創業した日帰り利用専用の温泉施設です。石の門がある昭和レトロな外観やノスタルジックな内観は雰囲気満点です。

大人1,000円、子ども500円でかつて徳川家康も浸かった「出世の湯」が楽しめます。源泉かけ流しの露天風呂と内風呂のほかに、空いていれば追加料金不要で家族風呂も40分間利用可能。貸し切りで満喫できるので小さな子ども連れでも気兼ねなく過ごせますよ。

持ち込みOKなのがうれしい!

畳敷きの休憩スペースには無料の水やお茶が用意されています。また、飲食物の持ち込みも可能なので、子どもが好きなお弁当やお菓子を食べながらくつろぐことも可能です。

ボンネット

サンビーチから徒歩5分ほどの場所にある昭和27年創業の「喫茶店ボンネット」。熱海で初めてハンバーガーをメニューに加え、かつては三島由紀夫など多くの文豪が足しげく通った店としても知られている老舗です。テーブルセットや壁のランプなどの落ち着いたインテリアも特徴で、昭和の雰囲気を満喫できます。

おすすめは「ハンバーガー」(550円)。レタスやタマネギを自分で挟むセミセルフ式で、子どもが食べきりやすい手頃なサイズです。フレッシュジュース、ココア、ミルクセーキなどのドリンクもあるので、親子で軽食を楽しむのもいいですね。

純喫茶パインツリー

ボンネットから徒歩約1分の場所にある「純喫茶パインツリー」も昭和レトロが色濃く残る喫茶店です。昭和末期に親しまれていたテレビゲーム付きテーブルがたくさん置かれていて、インベーダーゲームやテトリスに子どももわくわくするはず!

熱々の鉄板に盛られた甘めの「ナポリタン」(850円)と、自家製のカスタードプリンとフルーツが乗った名物「プリンアラモード」(900円)は子どもに大人気! ベビーカーでの入店はお断りしていますが、どうしても利用したい場合は店員さんに相談してみましょう。

煙が出るパフェも必見!

同店のパフェ類も子連れに人気メニューです。二重グラスにドライアイスが入れられていて煙がモクモク!

和田たばこ店

アダルトな店名ながら懐かしい駄菓子もいろいろ販売されている隠れた人気スポットといえるお店です。店内には10円玉を弾いて遊ぶグランプリックス、国盗合戦、じゃんけんゲームなど、パパママも思わず「懐かしい!」とうれしくなるレトロなゲーム機もずらりと並べられています。

店内に置かれているゲーム機は展示されているだけではなく、実際に遊べるのもポイント。現代のテレビゲームとは一味違う遊びに子どもも興味津々に! 営業時間や駄菓子の入荷情報などはフェイスブックでも確認できますよ。

ゲームの宝庫・別館も必見!

お店のすぐ隣には、別館と呼ばれているゲーム機がたくさん保管されている倉庫もあります。お店の人にお願いすれば倉庫の中も見学できます。


起雲閣

和田たばこ店から徒歩約3分の場所にある「起雲閣」は、熱海市指定有形文化財にも指定されている大正8年に建てられた建築物です。かつては別荘として使われ、昭和22年からは旅館として愛されてきました。太宰治や谷崎潤一郎など多くの文豪も宿泊したといわれています。

平成12年からは観光スポットとして開放されていて、伝統的な和風建築様式の本館と離れ、洋館、庭園を見学できます。特に大正ロマン満点の内装は一見の価値があるのでじっくり満喫しましょう。大人520円、中高生300円、小学生無料とリーズナブルな入館料もポイントです。

赤ちゃん向け設備も充実!

施設内にはおむつ交換台もあるので、赤ちゃん連れもゆっくり過ごせます。ベビーカーは玄関で預けられるので安心ですよ。

中山晋平記念館

熱海梅園内に静かに佇む「中山晋平記念館」。「てるてる坊主」や「しゃぼん玉」など、有名な童謡を多く作曲した中山晋平が第二次世界大戦中に住んでいた住宅が移築・公開されています。

館内には作曲に使用されたピアノ、蓄音機、直筆の譜面など、貴重な資料が展示されています。美しい庭園も整備されているので、子どもと一緒に静かな時間を過ごせますよ。親子ともに無料で入館できるのもうれしいところです。

わかりやすいビデオ放映も!

2階では中山晋平の生涯をまとめたビデオが放映されています。子どもでもわかりやすく学ぶことができますよ。

旧日向別邸

世界的建築家のブルーノ・タウトが設計した地下社交室や洋室が残る日本で唯一の建物です。母屋も銀座和光や東京国立博物館を設計したことでも有名な渡辺仁が設計した非常に貴重な建築物。初島を望める絶景の地に、この昭和11年に竣工した歴史ある施設が建っています。

社交室にはブルーノ・タウトによる椅子なども展示されています。土日、祝日には美しい内装や家具を観覧できるので、熱海観光のプランに組み込むのがおすすめ。1日5回の予約制なので、混雑することなく子どもとゆっくり満喫できますよ。

赤ちゃん連れでも身軽に楽しめる!

荷物が多くなりがちな赤ちゃん連れには、ロッカーの利用がおすすめです。利用には100円が必要ですが、利用後に返金されるのでお得ですよ。

双柿舎(そうししゃ)

「双柿舎」は、シェークスピアの翻訳や戯曲の執筆で知られる文豪・坪内逍遥が大正9年から住んでいた建物です。逍遥自身が設計した建物と庭が今も残り、施設名の由来ともなった樹齢300余年といわれている2本の柿の木も。塔の形をした書庫や筆塚など珍しい意匠も見逃せません。

移動はタクシーなどで!

最寄りの来宮駅からは交通量が多い道多く施設には駐車場もないので、小さな子ども連れならタクシーなどを利用するのがおすすめです。

凌寒荘

万葉集の研究者・佐佐木信綱が晩年を過ごした昭和19年に建てられた旧宅です。自身も「夏は来ぬ」などの詩を残した信綱は、自宅の庭園に歌集に出てくる植物を植えて楽しんでいました。

土曜日と日曜日の10時〜16時には無料でこの邸宅の庭園を楽しめます。詩の説明板も設けられているので、親子で内容を考えながら散策するのもいいですね。

子ども連れはバス移動がおすすめ!

最寄りの来宮駅からは坂道が続くので、子ども連れならバスを利用するのがおすすめ。熱海駅バスターミナル2番乗り場から伊豆箱根バスで最寄りの停留所までいけますよ。

海から熱いお湯が沸きだしたことから熱海と名付けられたこの地には、温泉観光地として活気づいた昭和の面影がたくさん残されています。普段はなかなか触れられないレトロな施設や体験を親子で探しに行ってみましょう!

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